遠方でも背板穴あけ可能です
今回のお客様は福岡県内だったのですが、壁のコンセント位置をメールにてお知らせいただき、背板穴あけオプションをご採用いただきました。
以下の項目をお知らせいただければ、CADで正確な背板穴あけ位置の資料をおつくりしています。遠方の方も安心してお任せください。
【ご確認事項】
◎コンセントの形状と個数
◎床からコンセント下端までの寸法
◎壁からコンセント(右端または左端)までの寸法
◎巾木の厚み
※福岡県内であれば事前に採寸に伺うことも可能です
「背板穴あけ」アヤノとパモウナの違い
細かい話になりますが、オプションの正式名称は
◎アヤノ:「上キャビネット背板の穴あけ加工」
◎パモウナ:「バックボード穴あけ」
となっております。
サイズの設定も異なっております。
通常の2口コンセント(W70*H120mm)の例でいうと、穴あけの最小サイズが
◎アヤノ:W100*H150mm
◎パモウナ:W150*H150mm
となっております。
2口コンセントに対しては、パモウナの方が少し左右に余裕がある形になります。
パモウナの最小サイズ(XQ-1)は2口コンセントなどの1連タイプと、4口コンセントなどの2連タイプ共用の寸法となっています。
※パモウナではコンセント用の穴サイズが3種類(固定サイズ)となっています
一方アヤノでは、上記最小サイズから幅・高さとも300mmまで10mm単位で穴のサイズ変更が可能となっています。
穴あけのオプション価格は、自由度が高い分アヤノの方が高いようです。
「背板穴あけ」のメリット
通常は背面の壁と食器棚の間に、壁コンセントに差し込んだコンセントプラグの厚み分(約20mm)隙間ができます。
「背板穴あけ」をすると、コンセントプラグの厚み分壁に近づけることが可能になりますので、
◎食器棚と壁の隙間が小さくなるため埃などがたまりにくい
◎キッチン通路幅がより広く使える
◎袖壁から天板がはみ出しにくくなる(寸法による)
◎壁コンセントが直接使えるのでアースの心配をしなくてよい
といったメリットが考えられます。
新築マンションなどでは食器棚置場を奥行45cmで考えてある間取りも多く、その場合は袖壁も45~46cm程度であることが多いです。
アヤノ・パモウナ食器棚の奥行が浅いタイプは約45cm(最大奥行である天板部分)のため、背板穴あけをしないと天板部分が袖壁からはみ出すケースが多いようです。
間取りや使い方によってケースバイケースではありますが、一般的にキッチン通路幅は80~90cm程度は必要と言われています。
もし間取り寸法に余裕があまりなく、「できるだけ出っ張りを抑えたい」「少しでもキッチン通路幅を広くとりたい」という方には「背板穴あけ」オススメです。
背板穴あけの注意点
背板穴あけをして直接壁コンセントから使用する場合も、基本的には食器棚に標準でついている2口コンセントをはずすことは出来ませんのでご注意ください。
※一般的なサイズの場合、アヤノは上キャビネットの左右に1つずつ(計2ヶ所)・パモウナは中央に1ヶ所、2口コンセントが付属しています。
また、背板穴あけをした場合も、巾木の厚み分の隙間は開く形になります。仮に巾木をなくした場合もコンセントコード分の隙間は必要になります。
食器棚のメーカー・シリーズにより穴あけ可能範囲が異なります。ご興味をお持ちの方は、是非お気軽にご相談ください。
今回の実例内容
【アヤノIシリーズ】
①上台板扉:IH-O160FA
②天板:TN-160DZ
③下台(左)開き戸:IH-O30CL
④下台(右)一体型:IH-O130K
⑤上置:SS-O160PZ
⑥背板穴あけ
※本体色:O(ダーク木目/つや無)
※天板色:ラッピング天板D(グレイセラミック調)
【サイズ】
・本体:W1604*D500*H2070mm(ハイカウンターH963mm)
・上置:W1600*D371*H320mm
食器棚の他、家具、カーテン、照明などインテリア全般お取扱いしております。福岡県内ではリフォーム・リノベーションなどの工事もおこなっております。
イメージワード分析で「あなたの理想の住まいに使うべき色・イメージ」のアドバイスも可能です。インテリアに関すること、是非なんでもお気軽にご相談ください。
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