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パモウナAS実例【ブラックグレイン+カラーオーダーTJ-10237K・脚パネル】

ASシリーズ人気の秘密

パモウナでは「NEシリーズ」の販売実績が一番多かったのですが、最近は「ASシリーズ」がジワジワと追い上げてきています。(当社調べ)

以前ASシリーズの特長をご紹介した記事で、「アヤノの食器棚に寄せてきた」印象を持ったと書きました。
beorc.hatenablog.jp

アヤノに近い仕様(ツインモーションや2口コンセントの数)になっただけではなく、現時点ではASシリーズにしかない「磁石がつくスチールバックパネル」や、アヤノにはない「セラミカネロ・セラミカライト(背板部分)」も人気の秘密かな?という気がしております。

前回は遠方での納品でしたが、今回は納品に立ち会えたので写真多めでお送りします。
※個別部分の詳細は上記の前回記事をご参照ください

今回の実例内容

【パモウナASシリーズ】
①上台引戸:AS-180R(B)
②天板:TRH-X180 ブラックグレイン
③脚パネル(左):AS-SP
④下台4段引出し(中):AS-C800(B)
⑤下台家電収納(右):AS-C401(B)
⑥上置:AS-CVH180U(B)
※本体色:ブラックグレイン
※面材色:TJ-10237K(カラーオーダー60色)
※天板色:ブラックグレイン(標準ラミネート天板)

【サイズ】
・本体:W1800*D500*H1975mm(ハイカウンターH938mm)
・上置:W1799*D331*H430mm(天井高2418mm)
 

全体
今回は本体色「ブラックグレイン」+面材カラーオーダー「TJ-10237K」

前回の実例は本体色が「パールホワイト」でしたが、今回はもう1色の「ブラックグレイン」をお選びいただきました。本体色による主な違いは以下のとおりです。

【本体色パールホワイト】
◎ガラス:シルキーパール
◎内装:ホワイト(単色)
◎外装:マットホワイト
◎バックパネル(背板):セラミカライト
◎コンセント:ホワイト
◎スライドテーブル部:マットホワイト

【本体色ブラックグレイン】
◎ガラス:クリスタルブラック
◎内装:ブラック(単色)
◎外装:マットグレー
◎バックパネル(背板):セラミカネロ
◎コンセント:ブラック
◎スライドテーブル部:マットグレー

本体色が変わるだけで随分印象が変わりますね。今回は本体「ブラックグレイン」で、扉面材にカラーオーダー「TJ-10237K」をお選びいただきました。

上台引戸ツインモーション

www.instagram.com
ツインモーション部分の動画はInstagram投稿の2枚目をご覧ください。

パモウナは以前の最高級商品SCシリーズのみ「ツインモーション(開け閉め両方ソフトクローズ)」で、その他はすべて「シングルソフトクローズ」でした。

一方のアヤノは、基本が「デュアル(開け閉め両方)ソフトクローズ」(Iシリーズを除く)です。

この「上台引戸のソフトクローズをどちらにするか」がパモウナにするか、アヤノにするかの大きな分かれ道でしたが、その点での差がなくなってきています。
※AS以降のパモウナ新商品「CPシリーズ」「IDシリーズ」「KJシリーズ」もツインモーションとなっています。

上台両サイドに2口コンセント
上台のむかって左側と…
右側の2ヶ所に2口コンセントがついています

こちらも従来は上台の中央に1ヶ所というのがパモウナの標準仕様だったのですが、アヤノの食器棚に近いつくりになりました。

磁石がつくスチールバックパネル
標準装備でマグネットラックが1個ついてきます
マグネットラック色は、本体パールホワイト同様「ブラック」です

背板部分がスチールというのは現時点でアヤノ・パモウナ食器棚で「ASシリーズのみ」であり、大きな特長です。

写真は反射で明るく見えますが、背板部分はセラミカネロ色で、マグネットラックの色はブラックです。

バックボード下部に補強桟の段差がないのも特長です

あと今回気付きましたが、アヤノの「PSシリーズ」「AXシリーズ」同様、バックボード下部に補強のための桟による段差がないのも大きな特長と言えそうです。

ちなみにアヤノではPS・AXのみバックボードの素材がメラミンであり、パモウナではこちらのASのみバックボードの素材がスチール。素材自体に厚みがあるため、上部から下部まで同じ厚みということのようです。見た目は補強桟がないためスッキリしますが、ASの天板上の有効奥行は461mmであり、従来の桟あり商品NE(外寸奥行500mm)と同じです。アヤノPS・AXと同様、背板全体が厚くなっている形のようです。

カウンター上の高さがとれる
ASではカウンター上に549mmの有効高さがとれます

前回記事でも書きましたが、AS以降のパモウナ商品はカウンター上の有効高さが従来商品よりもとれるようになっています。
※例えばNEの有効高さが「445mm」に対し、ASでは有効高さ「549mm」

このあたりはヘルシオなど、上部から水蒸気が出るタイプの大型家電を想定しての改良なのでしょうね。

上台側板の奥行が薄くなりすっきり
従来商品にくらべかなり側板の奥行が浅いです

前回実例は左右を壁で囲われていたので分かりづらかったですが、側板の奥行がかなり浅くなっています。
(ASシリーズ(引戸のみ)の上台側板奥行は、152mmで従来商品の半分以下です)

例えば袖壁(横の壁)にコンセントがある場合も、位置によっては「ASシリーズならかわせる」ということもありそうです。
※ASでも無理な場合は、他にいくつか対策がありますので、あらためて記事にします。

天板色ブラックグレイン
天板色「ブラックグレイン」はASシリーズが初!
うっすらと木目柄が入っています

かなり光沢感が強く、映り込みがすごいので分かりづらいですが^^; うっすらと木目が入っているブラックになります。

ピアノを思わせるような光沢感のある「きれいな黒」という印象です。扉面材もブラックグレインだと高級感がすごそうですね。
ただ、油汚れは光の反射により目立ちやすいかも(?)しれないため注意が必要です。
※2024年1月よりASシリーズでも「セラミカネロ」天板が選べるようになりました

脚パネル
脚パネルも外装色にあわせた新色「マットグレー」
脚パネルは少し奥行が浅いつくりになっています

脚パネルもASシリーズから外装色にあわせた「マットグレー」が新色として設定されています。

脚パネルはオープンをつくる時のアイテムですが、以下の特長があります。
◎シンプルなつくりなので有効高さがとれる
◎他のアイテムとの組合せにより、オープン部分の幅を10cm単位で調整できる
◎他のオープンアイテムよりも価格が抑えられる

注意点というわけではないですが、他の下台アイテムに比べ奥行が浅いつくりになっています。
◎脚パネルの奥行:417mm
◎下台(天板奥行500mm)の奥行:492mm
◎下台(天板奥行445mm)の奥行:439mm(ASには設定なし←2024年1月よりASシリーズにも奥行445mmが設定されました

家電収納も仕様変更
ブラックグレインでは奥のコンセントもブラックに
「アルポリック仕上げ」から「マットグレー」に
炊飯器など家電使用時は引出して使います

写真の様に、従来「アルポリック仕上げ」だったスライドテーブル部分が「マットグレー」になりすっきり見えます。このあたりは「EC/EMシリーズ」からの流れですね。

ASでは「家電収納」や「オープンタイプ」のスライドテーブルもソフトクローズ仕様に変更となっています。
スライドテーブル部分ソフトクローズの動画はInstagram投稿の3枚目に入れていますので、あわせてご確認ください。

引出し部分
レール部分にはシャープなデザインを採用
引出し内装は「ウォールナット仕上げ」

上台引戸のアルミ部分や、引出しレール部分などは「チタングレー」のシャープなデザインとなっています。

引出し内装は「NEシリーズ」のアドバンスグレードと同じ「ウォールナット仕上げ」となっています。

カラーオーダー「TJ-10237K」
カラーオーダー「TJ-10237K」は本体ブラックグレイン色との相性がよいですね

「TJ-10237K」は「JI-800K」とともに人気の抽象柄です。「TJ-10237K」のほうが「JI-800K」よりも色が濃く、背板部分の「セラミカネロ」に近い印象です。

セラミカネロはカメラで撮ると光の反射で結構明るめに写ってしまいます^^; 写真では「明るめのグレー」みたいに見えますが、実物だともう少し落ち着いた色という印象です。
※JI-800Kの実例は本体色カラーオーダー:JI-800Kのタグからご覧いただけます

ちなみにカラーオーダーにすることで素材がメラミンになる点もメリットになります。
こちらの記事に詳しく書いておりますのでご参照いただけると幸いです。
beorc.hatenablog.jp

 

設置時の注意点(置き場所の幅に余裕がある場合)

冷蔵庫の買い替えも視野に入れた位置にしましょう

通常はあまりないのですが、今回は設置場所の幅に余裕がありました。
お客様からは「できるだけ冷蔵庫側に寄せてほしい」と言われたのですが、将来の冷蔵庫のお買い替えも視野に入れた位置でご提案しました。

冷蔵庫の幅が大きくなる可能性や、壁側にどの程度の隙間が必要かという点まで考慮する必要があります。
特に最近の冷蔵庫(観音開きタイプ)は扉内収納が充実しているため、扉が厚くなっています。

設置上は左右5mmずつ開けておけばよいという機種が多いのですが、壁側に一定以上の隙間をとっておかないと、「扉が十分開かずに中のものが出しにくい」ということにもなりかねませんのでご注意ください。

というわけで、人気のASシリーズの本体ブラックグレイン色の実例をご紹介しました。
最近こちらのカラーオーダー色「TJ-10237K」へのお問合せも多く、貴重な実例となりました。M様、誠にありがとうございました!


当社では食器棚の他、家具カーテン照明などインテリア全般お取扱いしております。福岡県内ではリフォーム・リノベーションなどの工事もおこなっております。
イメージワード分析で「あなたの理想の住まいに使うべき色・イメージ」のアドバイスも可能です。インテリアに関すること、是非何でもお気軽にご相談ください。

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