interior design office BEORCブログ|居心地のよいインテリアデザイン・リフォーム|NCDのカラー&イメージ講座|福岡

ベオークのブログへお越しいただきありがとうございます。当社は福岡市にあるインテリアデザイン&リフォーム・リノベーション会社です。デザイン(インテリア全体が調和するご提案)と施工の両方ができるのが強みです。このブログでは主に当社の実例と、株式会社日本カラーデザイン研究所(NCD)と共催するカラー&イメージ講座についてご紹介します。Instagramからお越しの方は、「ブログ内検索」や記事に付けている「タグ」から該当記事をお探しいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

アヤノPS(プロージット)実例と特長 【家電収納+オープン・カスタマイズ色:P(パールホワイト)】

アヤノPSの主な特長

今回はアヤノ(綾野製作所)PSシリーズ実例のご紹介です。
アヤノは商品シリーズをS-CLASS・A-CLASS・C-CLASS・O-CLASSとクラス分けしていますが、PSは唯一の「S-CLASS商品」。カタログには「最高峰の機能と意匠を纏うハイグレードシリーズ」と紹介されています。

色・アイテムの豊富さはもちろんですが、なんと言っても細部までこだわりが感じられる、「高級感」が最大の特長と言えるのではないでしょうか。

※詳しい商品内容はPSプロージット| 最高品質の家具メーカー株式会社綾野製作所をご覧ください。

上キャビネット引戸収納は「アルミ製側板」
上台オープン部側面は「アルミ製側板」を採用しています

通常皆様がお選びになる上キャビネット引戸収納の側板部が「アルミ製」となっています。
他の商品では側板は板状(全体が同じ厚み)ですが、PSシリーズでは素材が異なるほか、カーブを描いた独自の形状となっています。

また上キャビネット・下キャビネットの側面も、他シリーズは基本ホワイトですが、PSシリーズは写真のような色付きになっています。

出っ張りのある「ライン取手」
化学研磨で微細な凹凸まで除去するという「ライン取手」

他のシリーズでは、出っ張りのない「引出しなどと一体となった取手」を採用していますが、PSシリーズでは取手部分が表に出る形状となっています。

この辺りはお好みもあるかと思いますが、非常に高級感のあるつくりとなっています。

アヤノ唯一の「アーキテック引出し」
アヤノで唯一「アーキテック」引出しシステムを採用

アヤノ食器棚の引出しシステムはすべて、ドイツの老舗メーカー「ヘティヒ社」のものを使っています。

他の商品がレール耐荷重30kgの「イノテック」または「イノテック・アティラ」を使用しているのに対し、唯一PSシリーズだけが、レール耐荷重40㎏の「アーキテック」引出しを使用しています。

フラットな「スライドコンセント」と「レール仕様」の背板
上台には見た目がすっきりしている、フラットな「スライドコンセント」を採用
他の実例ですが、背板穴あけ部の断面をみると厚みがよく分かります

PSシリーズとAXシリーズのみ、上キャビネットのコンセント部分に凹凸がない「スライドコンセント」を採用しています。

この2商品のみ背板がメラミン素材となっており、オプションで「スパイスラック」などを取付けられる「レール仕様」となっています。

背板全体が他商品より厚いため、背板の下部(カウンター上部分)に補強用桟の出っ張りがない点も特長となります。

標準仕様でガラス色が選べる

他の商品シリーズでは、標準は「ホワイトガラス」で、オプション費用を払うことでガラス色を変更することができます。
※「ダークガラス」または「クリアガラス」

PSシリーズでは標準で「ホワイトガラス」または「ダークガラス」を選ぶことができます。
オプションの金額は上キャビネットの幅により異なりますが、「ダークガラス」を希望されている方にはPSシリーズはお得です。
(最高級商品なのでそもそもの価格は高いですが^^;)

 

PSシリーズ専用色がある

今回の実例は「パールホワイト」なので違いますが、扉面材にPSシリーズでしか選べない専用色が2色設定されています。

定番色:「S(ムーンシルバー)」とカスタマイズ色:「R(アイアングレイ)」です。それぞれの実例は以下の記事をご参照ください。
beorc.hatenablog.jp

beorc.hatenablog.jp

「カスタマイズ色」というと金額が上がりそうですが、実は定番色(標準仕様)と同じ金額です。定番色とカスタマイズ色の違いは「納期」になります。(カスタマイズ色は約5週間)

他商品シリーズでは基本的に定番色が「P(パールホワイト)」で、カスタマイズ色として「10色」、カラーオーダーとして「60色」が設定されています。
※形状が特殊な「SHシリーズ」、壁面収納共通の「RE/RKシリーズ」を除く

上記のとおり、他商品シリーズにはカスタマイズ色としても「S(ムーンシルバー)」「R(アイアングレイ)」の2色は設定がありません。この2色をお選びになりたい場合は、是非「PSシリーズ」をご検討ください。

ちなみにオプションの「カラーオーダー60色」については、こちらの記事をご参照ください。
beorc.hatenablog.jp


PSシリーズの注意点

最高級グレードなので「自由度が高い」と思いがちですが、独自のつくりのためか他の商品よりも選択肢が少ない部分もあります。
以下簡単にご説明します。

カスタマイズ色が少ない

カラーオーダーをしない場合、他の商品では全11色(定番色1色+カスタマイズ色10色)から選べるところ、PSでは全3色(定番色1色+カスタマイズ2色)のみとなっています。

PSシリーズ全3色のうちのもう1色が、今回の実例であるカスタマイズ色のP(パールホワイト)になります。
他の商品シリーズでは「P(パールホワイト)」が定番色なのに、PSシリーズではカスタマイズ色の設定というのが面白いなと思いました。

確かに定番色「S(ムーンシルバー)」はありそうでない上品な色味なので、最高級グレードである「PSシリーズ」にはオススメということなのでしょう。

全体幅が20cm刻み

他の商品が10cm刻みで設定できるところ、PSシリーズではまさかの20cm刻みとなっています。
ですので、例えば全体幅が150cmの組合せというのが不可となります。この辺りはご要望の多いサイズなので、できれば10cm対応にしてほしいところです。

ちなみに他の商品シリーズだと、「KNシリーズ」と「RE/RKシリーズ」が20cm刻みとなっています。やはり特殊な商品という位置づけなのでしょうね。

他シリーズとの上下連結不可

アヤノでは基本的に他商品シリーズの上下を組み合わせることで、本体高さを調整することができます。

ただしこちらも「PSシリーズ」は上下連結対応不可となっています。

幅刻みが20cmだからかな?と思ったら、ここで対応不可なのは「SHシリーズ」と「RE/RKシリーズ」。幅20cm刻みの「KNシリーズ」は、上下連結は対応可能となっています。

今回の実例内容

キッチン面材と色をあわせると統一感が出て綺麗です

PSシリーズの定番色は「ムーンシルバー」なのですが、キッチン面材にあわせてカスタマイズ色の「パールホワイト」をお選びになりました。

【アヤノPSシリーズ】
①上台引戸:PS-W140FS2
②天板:PN-140SF2(ホワイト)
③下台(左)家電収納+オープン:PS-P40BG2
④下台(右)4段引出:PS-P100DH2
⑤上置:PS-P140PZ
⑥ディバイダーセット:DV-100ACS2
※本体色:カスタマイズ色 P(パールホワイト)
※ガラス色:ホワイトガラス

【サイズ】
・本体:W1400*D450*H2020mm(ハイカウンターH963mm)
・上置:W1400*D374*H280mm

引出し内を区分けするディバイダーセット

せっかくなのでディバイダーセットの写真もつけておきます。


商品決定理由

パモウナやキッチンメーカーのカップボードを含めて色々検討された結果、使い勝手のよさと、耐荷重に一番優れた「アーキテック引出し」を採用しているということが決め手となり、こちらのPSシリーズをお選びいただきました。

ご購入前にPSシリーズの実例をネット検索してもあまりなかったそうで、「もっと宣伝してください!」と言っていただきました笑

とにかく喜んでいただけて、こちらまで嬉しい気持ちになりました。F様ありがとうございました!

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