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パモウナEC/EMシリーズ実例と特長【ECA-1400R・セラミカネロ・上置あり】

EC/EMシリーズとは?

全3色のうち今回は「セラミカネロ」色の実例です

パモウナのホームページでは「快適な使い心地を実現した、3つのテイストから選べる食器棚」と紹介されています。パモウナは「BOXスタンダード」と呼ばれる一体型(レイアウトが決まっている)商品を充実させる傾向にあり、EC/EMシリーズもBOXスタンダード商品のひとつになります。

今回はECシリーズの実例をもとに、BOXスタンダード商品内での位置づけ・特長について解説します。
www.pamouna.jp

「EC」と「EM」品番の違いは?

カウンター・本体高さの違いにより、品番(ECかEMか)が変わります。
BOXスタンダード商品のうち、CPIDSYシリーズはいずれもカウンターはハイカウンター(H938mm)・本体高さH1975mmの1パターンのみとなっています。

RQ/SQ RM/SMシリーズは少し特殊で、カウンター高さ2パターン・本体高さ3パターンから選ぶことが可能です。
※幅の設定なども特殊で、BOXスタンダード商品の中ではこちらの商品が一番自由度は高いです。

EC/EMシリーズはカウンター高さを2パターンから選ぶことができ、それにより本体高さも変わります。
◎ECシリーズ:ハイカウンターH938・本体高さH1975mm
◎EMシリーズ:レギュラーカウンターH848mm・本体高さH1,885mm

最近は全般的にハイカウンターが人気の傾向にありますが、BOXスタンダード商品ながらカウンター高さを選べるのは嬉しい点ですね。

ここからEC/EMシリーズの特長を、他のBOXスタンダード商品と比較して解説します。

BOXスタンダード商品内での特徴

唯一「家電収納」が左側
EC/EMでは下台「家電収納」はむかって左端固定です

BOXスタンダード商品は、ASやNEなどの「BOXセレクト商品(自由にレイアウト可能)」に比べると価格が抑えられる点が魅力です。
一方、商品ごとに決まっている下台の組合せや、アイテム位置を変えられない点が弱点になります。

パモウナのBOXスタンダード商品では、下台の家電収納(炊飯器置場)部分は基本的にむかって右端にレイアウトされていますが、こちらのEC/EMシリーズのみ家電収納がむかって左端にレイアウトされています。

間取りによっては、この点がEC/EMシリーズを選ぶ理由になる場合もありそうですね。

唯一「上台開き戸」選択可能
今回は「引戸」ですが、「開き戸」も選択可能です

上台の扉には「引き戸」「開き戸」の2種類がありますが、商品により選択可否が決まっています。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、意外と「開き戸」を選択できる商品は少ないです。詳細は以下の記事にまとめていますのでご興味がある方はご参照ください。
beorc.hatenablog.jp

EC/EMシリーズは、パモウナのBOXスタンダード商品で唯一上台収納の扉で開き戸を選択できます。

唯一「下台オープン」の設定なし
EC/EMの下台は家電収納・4段引出し+「開き戸収納」という組合せです
開き戸内部。ECでは家電収納下引出し内の可動棚を開き戸内に設置可能(計2枚にできる)

元々BOXスタンダード商品には下台オープンの設定はなかったのですが、RQ/SQ RM/SMシリーズの登場以降は「純粋なオープン」ないし、「家電収納下がオープン」というつくりが選べる商品が中心となりました。

厳密にいうとEC/EMシリーズはRQ/SQ RM/SMシリーズよりも新しい商品なのですが、オープンの設定がなかった商品の後継だからか、下台の組合せは左から「家電収納」「4段引出し」「開き戸」のみとなっています。
※最新のCPシリーズも本体にオープンの設定はないのですが、サイドアイテムに下台オープンの設定があります。EC/EMシリーズはサイドアイテムにもオープンの設定がありません。

ちなみに開き戸内は可動棚一枚なのですが、ハイカウンターのECシリーズのみ、家電収納下引出し内の可動棚を開き戸収納内に設置することが可能です。(内寸幅が372mmで一緒)
※レギュラーカウンターのEMは収納内の高さが低いため、家電収納下の引出し内に可動棚はついていません。

カウンター上の有効寸法が高め

BOXセレクト商品であるASシリーズをご紹介した記事で、特長のひとつとして「カウンター上の高さがとれる」点をあげました。
※従来のNEシリーズの有効高さ「445mm」に対し、ASでは有効高さ「549mm」
beorc.hatenablog.jp

BOXスタンダード商品ではそこまでは高さがとれませんが^^;
EC/EMシリーズも従来のBOXスタンダード商品 RQ/SQ RM/SM・SYシリーズの「445mm」に対し、カウンター上有効寸法「504mm」と従来より59mm高くなっています。
ちなみに、より新しいBOXスタンダード商品であるCP・IDシリーズのカウンター上の有効高さも504mmとなっています。

ヘルシオなど大型のオーブンレンジを置くことを想定して、商品改定にあわせて有効寸法を高くしているようです。


「本体色にあわせたカラーコーディネート」が特長

EC/EMシリーズの本体色は「パールホワイト」「セラミカネロ」「ウォールナット」の3色から選べます。本体色にあわせて各所の色が変わる点もこちらの商品の特長です。どの色を選ぶかでずいぶん見た目の印象が変わります。

本体色:パールホワイトの場合

◎ガラス:シルキーパール
◎アルミ枠・引手:シャンパン
◎バックボード(背板):アルミボード
◎天板:パールホワイト
◎コンセント:ホワイト
◎引出内装:ホワイト

本体色:セラミカネロの場合

◎ガラス:クリスタルブラック
◎アルミ枠・引手:ブラック
◎バックボード(背板):セラミカネロ
◎天板:セラミカネロ
◎コンセント:ブラック
◎引出内装:ダークグレー

本体色:ウォールナットの場合

◎ガラス:クリスタルブラック
◎アルミ枠・引手:ブラック
◎バックボード(背板):ウォールナット
◎天板:セラミカネロ
◎コンセント:ブラック
◎引出内装:ダークグレー


今回の実例内容

【パモウナECシリーズ】
①本体:ECA-1400R
②上置:EC-VL140U
※本体色:セラミカネロ

【サイズ】
・本体:W1400*D500*H1975mm(ハイカウンターH938mm)
・上置:W1399*D331*H312mm(CH2300)

上台部分
上台収納内・側板部分も「セラミカネロ」
本体セラミカネロは棚板も黒系で統一感あり
ガラス色が本体にあわせて「クリスタルブラック」または「シルキーパール」に変わる点も特長です
上置部分
上置内もセラミカネロ仕様です
背板コンセント部分
カウンター上の中央に「2口コンセント」が1ヶ所ついています
コンセント色は背板にあわせて「ブラック」または「ホワイト」
家電収納部分
従来「アルミボード」だったスライドテーブル部分も「セラミカネロ」
ECでは引出し奥に可動棚が一枚つきますが、開き戸収納内に入れることも可能です。
引出し部分
本体色セラミカネロの引手は「ブラック」
引手は直線的なシンプルな形状

※手を掛ける場合に上からのみ(他の商品の引手は下からが多い)になる点は注意が必要です

引出内装は新色「ダークグレー」
引出しのつくりは「ウッドBOX」「サイレントレール」仕様(耐荷重約20kg)


EC/EMシリーズは遠方のお客様にご購入いただいたことはあったのですが、実物を確認できたのは初でした。本体色セラミカネロは、背板・天板はもちろんのこと、ガラス戸、引出し内装や棚板、アルミ枠・引手、家電収納のスライド部分といった細部まで色味が統一されていて、シックでとても素敵でした!今回は食器棚とあわせて壁面収納もご購入いただきました。K様、誠にありがとうございました!

当社では食器棚の他、家具カーテン照明などインテリア全般お取扱いしております。福岡県内ではリフォーム・リノベーションなどの工事もおこなっております。
イメージワード分析で「あなたの理想の住まいに使うべき色・イメージ」のアドバイスも可能です。インテリアに関すること、是非何でもお気軽にご相談ください。

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同じEC/EMシリーズの実例です。 ブログ記事のタグからも各商品をご確認いただけます。
beorc.hatenablog.jp