販売中止商品シリーズ
カタログが新しくなり、以下の商品シリーズが廃番となりました。
◎HSシリーズ
パモウナでは唯一の観音開き扉構造で、LED自動点灯機能などもついた独特な商品シリーズでした。かなりカッコイイ商品ではありましたが、その構造上奥行が650mmと深かったので、一般的なマンションだと設置が難しく、戸建ての場合も間取りや搬入ルートを選ぶ商品でした。
当社では2件の実例がありますが、ひとつは戸建て2階への設置でしたが、階段をまわらずベランダから吊り上げで搬入しました^^;
もうひとつは3階建て3階への設置でしたが、こちらはエレベーターにぎりぎり入ったのでよかったです。どちらもよい思い出です。…あ。2件目のほう、まだブログにあげきれてないですね汗
なかなか数が出にくい商品ではありましたが、置き型食器棚としては他にない商品だったので、廃番はとても残念です。当社での実例はパモウナHSのタグでご紹介しています。
※キッチンメーカーのカップボードではHSのような観音開きタイプのものもございますので、気になる方は是非お気軽にお問い合わせください。
そして2023年版のカタログから新商品が追加されています。ちなみに前回新商品についてまとめたのがこちらの記事。まだまだ新しいと思っていたASシリーズも既に発表から1年半経つのですね^^;
beorc.hatenablog.jp
新商品シリーズ
今回、新たに追加された商品シリーズは以下のとおりです。
◎CPシリーズ
◎IDシリーズ
CPシリーズはカタログ上、前回の新商品だったASシリーズよりもグレードの高い設定のようです。IDシリーズは画像だけをみると一瞬「SYシリーズ?」と思うくらい似ています。違いが気になるところですね。
以下簡単に各シリーズの特徴をまとめます。
CPシリーズ
www.pamouna.jp
カタログでは「新しいスタイルの提案。至高の食器棚」と紹介されています。
◎ある程度レイアウトが決まった一体型商品
◎下台家電収納はむかって右側固定
◎本体高さ1975mm・ハイカウンターH938mm
◎下台(カウンター)のみ対応可能
◎本体幅は100・120・140・160・180cmの4タイプ(サイドアイテムあり)
◎本体奥行は従来どおり445/500mmから選択可能
◎本体上台は引戸のみ(ソフトクローズ・ツインモーション対応)
◎手かけが一体となった扉などフラットデザインを採用
◎引出はアーキテック引出しを採用(耐荷重30kg)
◎本体色はすべて新色「ブラックストーン」「ハイマットブラック」「ライトストーン」「ハイマットベージュ」の4種類
最初に思ったのが、「え?BOX STANDARD(一体型)商品なのに最高級の位置づけ!?」ということです。
上台のつくりはAS同様すっきりしたデザインの「チタングレー」フレームを採用。引出グレードもパモウナではCPとASのみアーキテック引出し(耐荷重30kg)です。
また上台引戸も、開け閉め両方がソフトクローズとなる「ツインモーション仕様」!従来はASシリーズの前身SCシリーズ(当時最高級の位置づけ)だけがツインモーションだったのに…。なんと下で紹介するIDシリーズもツインモーションとなりました。
結構この部分は、食器棚を選択するうえで「パモウナかアヤノか」の重要な選択ポイントだったので、ますますメーカー・商品選びがややこしくなりそうです笑
パモウナ食器棚の商品シリーズをざっくり分けると、
◎自由にレイアウト可能なBOX SELECT商品➡ 「AS」「NE」
◎ある程度レイアウトが決まっているBOX STANDARD商品➡ 「CP」「RQ/SQ RM/SM」「ID」「EC/EM」「SY」
となります。
BOX STANDARD商品の勢力が拡大していますね笑
基本的には自由にレイアウトできるBOX SELECT商品のほうが「グレードが上で価格も高い」という印象だったのですが、今回のCPはカタログ表記上はASよりも先に登場します。
昔は一体型商品は「レイアウト・色とも1択のみ」だったのですが、「RQ/SQ RM/SM」シリーズの登場あたりから流れが変わりました。「RQ/SQ RM/SM」シリーズでは「ベース色がSG・WGから選べる」「下台も開き戸・オープンから選べる」など、この商品から一体型商品内での選択肢が広がり、質が高まったと感じます。
インテリアのトレンドを押さえた「モルタル調」のセラミカネロ・セラミカライトを経て、こちらの商品では「石目柄」のブラックストーンとライトストーン、「単色(ハイマット仕様)」のハイマットベージュとハイマットブラックという新色が追加されました。
IDシリーズ
www.pamouna.jp
そしてもう一つの新商品がIDシリーズ。カタログでは「オープンスペースを有効的に採用した、個性豊かな食器棚」と紹介されています。
◎ある程度レイアウトが決まった一体型商品
◎下台家電収納はむかって右側固定
◎本体高さ1975mm・ハイカウンターH938mm
◎下台(カウンター)のみ対応可能
◎本体幅は100・120・140・160cmの4タイプ(サイドアイテムあり)
◎本体奥行は従来どおり445/500mmから選択可能
◎上台は引戸のみ(ソフトクローズ・ツインモーション対応)
◎本体色は「パールホワイト」「セラミカネロ」「グレイッシュナット(新色)」の3種類
◎SYシリーズのように4段引出しの一番上はオープンなつくりの「サービステーブル」
◎家電収納下は「引出タイプ」と「オープンタイプ」から選べるつくり(SYはオプションで引出を追加するというスタイルでした)
なんと言っても一番のポイントは上台引戸の「ツインモーション対応」といえるのではないでしょうか。
上でも書きましたが、まだCPは最高級商品という位置づけなので「BOX STANDARD商品だけどツインモーション」というのも納得できるのですが、IDシリーズもまさかのツインモーション。。笑
一体型商品の質を高める方針なんでしょうね。今後はアヤノのように「基本はツインモーション」になっていくのかもしれません。
新商品シリーズ感想まとめ
今回の商品統廃合をみて、パモウナ社としては「一体型商品の数を増やし、一体型でコストが下げられる分、それぞれの商品の質を高める方針なのかな?」という印象を受けました。
前回(2021年)の新商品登場の際は、どちらかというと家具量販店などで競合となる「より価格の低い商品に対抗するラインナップ」という印象でした。
当社でお取扱いの出来ない家具量販店むけの商品などは、まさにそのような位置づけです。
今回は2商品と数は少ないですが、明らかにつくりが高級になっています。
ウッドショックなどもあり商品価格を上げざるを得ない状況なので、どちらかというと商品やつくりを統合して、「良いつくりで少しでもコストを下げよう」ということなのかな?と感じました。(個人の見解です)
パモウナBOX STANDARD(一体型)商品の比較
CPは別として、あらためてパモウナの一体型商品の内容を比較してみました。
一体型商品の新たな流れをつくった「RQ/SQ RM/SM」シリーズに少し旧型と感じる部分(コンセントが白のみなど)がありつつも、カラーオーダー対応や100mm幅の設定など独自性もあって面白いです。
新商品の発表により、ますますメーカー・商品選択が難しくなった気がしています^^;
当社では食器棚の他、家具、カーテン、照明などインテリア全般お取扱いしております。福岡県内ではリフォーム・リノベーションなどの工事もおこなっております。
イメージワード分析で「あなたの理想の住まいに使うべき色・イメージ」のアドバイスも可能です。インテリアに関すること、是非何でもお気軽にご相談ください。
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