interior design office BEORCブログ|居心地のよいインテリアデザイン・リフォーム|NCDのカラー&イメージ講座|福岡

ベオークのブログへお越しいただきありがとうございます。当社は福岡市にあるインテリアデザイン&リフォーム・リノベーション会社です。デザイン(インテリア全体が調和するご提案)と施工の両方ができるのが強みです。このブログでは主に当社の実例と、株式会社日本カラーデザイン研究所(NCD)と共催するカラー&イメージ講座についてご紹介します。Instagramからお越しの方は、「ブログ内検索」や記事に付けている「タグ」から該当記事をお探しいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

パモウナ商品体系変更のお知らせ【新商品特徴まとめ2021年】

販売中止商品シリーズ

2021年10月をもって以下の商品シリーズの販売中止が決まったようです。
VQ/JQ・CQ/DQ
VZ/JZ・CZ/DZ

パモウナの中ではコストパフォーマンス重視の商品シリーズという位置づけでした。最近では「RQ/SQ・RM/SM」など、よりデザイン性の高い一体型商品の登場もあり、「VQ/JQ・CQ/DQ」「VZ/JZ・CZ/DZ」へのお問い合わせは減っておりました。

そして商品体系が大きく変わるようです。
※【12月2日追記】
パモウナのフラッグシップモデル「SC」シリーズも廃盤となるようです。代わりに「AS」シリーズという商品が新たなハイエンドモデルとして登場します。
※現時点で「AS」シリーズはまだパモウナのホームページに記載がありません


新商品シリーズ

まだカタログは出来ていませんが、パモウナのホームページをみると新商品シリーズがいくつか用意されているようです。
※【12月2日追記】
カタログ入手しました。まだホームページに記載がありませんが、「AS」シリーズというハイエンド商品も登場します。
そしてEC/EM以外のシリーズ(FM/FC/AW/CW/YC)は弊社では取扱い不可でした涙

ASシリーズ
EC/EMシリーズ
FMシリーズ
FCシリーズ
AWシリーズ
CWシリーズ
YCシリーズ
結構大きく商品体系が変わりますね。
以下簡単に各シリーズの特徴をまとめます

ASシリーズ

www.pamouna.jp

ASシリーズの実例と特長は以下の記事にまとめています。
beorc.hatenablog.jp


EC/EMシリーズ

www.pamouna.jp

◎ある程度レイアウトが決まった一体型商品
◎下台家電収納はむかって左側固定
◎本体高さ1975mm・ハイカウンターH938mmの「EC」
◎本体高さ1885mm・レギュラーカウンターH848mmの「EM」
◎下台(カウンター)のみ対応可能
◎本体幅は100・120・140・160cmの4タイプ(サイドアイテムあり)
◎本体奥行は従来どおり445/500mmから選択可能
◎上台は引戸・開き戸選択可能(ソフトクローズ対応
色柄に連動したガラス扉・引戸・コンセント色でデザインに統一性あり
本体色は「パールホワイト」「セラミカネロ」「ウォールナット」の3種類

ざっと見たところこちらの商品シリーズが「VQ/JQ・CQ/DQ」「VZ/JZ・CZ/DZ」の後継シリーズなのかな?という印象です。
ただ従来の一体型商品では、下台家電収納位置は「むかって右側固定」だったのに対し、こちらの商品では「むかって左側固定」となっています。新商品では両方のパターンがあるので、その辺でも選択肢が増えたと言えます。

なかなかややこしかった「VQ/JQ・CQ/DQ」「VZ/JZ・CZ/DZ」がまとまって、「上台引戸のソフトクローズ対応」「パールホワイトだけだったのが3色展開でデザイン性もアップ」などグレードアップして新商品シリーズになった形です。コストパフォーマンスを重視しつつ見た目にもこだわりたい方にとって、とてもよい商品なのではないかと思います。

FMシリーズ【当社お取扱い不可】

www.pamouna.jp


◎ある程度レイアウトが決まった一体型商品
◎下台家電収納はむかって左側固定
◎本体高さ1975mm・ハイカウンターH938mm
◎下台(カウンター)のみ対応可能
◎本体幅は90・120・140cmの3タイプ(サイドアイテムなし)
◎本体奥行は従来どおり445/500mmから選択可能
◎上台は引戸のみ(ソフトクローズ対応)
◎本体色は「プレーンホワイト」「アイダホオーク」「ウォールナット」の3種類
◎すべての引出しがフルスライド仕様
※家電収納下引出にはソフトクローズ対応なし

サイズ展開が少なめコンパクトタイプの商品シリーズのようです。一体型コストパフォーマンス重視の商品でありながら、本体色が選べたり、引出しがフルスライド対応だったりというのは新しい流れを感じます。
ただ、引出しによってレールの種類が異なるらしく、家電収納下深めの引出しにはソフトクロージング機能がついていない点には注意が必要です。

FCシリーズ【当社お取扱い不可】

www.pamouna.jp

◎ある程度レイアウトが決まった一体型商品
◎下台家電収納はむかって右側固定
◎本体高さ1800mm・レギュラーカウンターH849mm
◎下台(カウンター)のみ対応不可
◎本体幅は90・105cmの2タイプ(サイドアイテムあり)
◎本体奥行は445mmのみ(50cmなし)
◎上台は開き戸のみ(下の方部分的にオープン
◎本体色は「マットベージュ」「マットグレー」の2種類
◎天板も側面もマットな質感の同色仕上げ
ボディの凹凸や取手等の装飾を省いたシンプルでフラットなデザイン

本体幅・奥行とサイズは限られますが、従来にはなかったまったく新しい商品という印象です。
今までにない「フラットなつくり」や「本体色の設定」。サイドアイテムも、今までになかった下台オープンと家電タワーを組み合わせたような「ユーティリティラック」の設定など。好きな方はいらっしゃるデザインだと思うので、サイズ展開がもう少しあればよいのにな~と思いました。

AWシリーズ【当社お取扱い不可】

www.pamouna.jp

カウンターワゴン専用商品シリーズ
◎本体(カウンター)高さ881mm
◎本体幅は90・120・140cmの3タイプ(サイドアイテムあり)
◎本体奥行は472mmのみ
◎本体色は「プレーンホワイト」「アイダホオーク」「ウォールナット」の3種類
◎背面化粧仕上げ
エクステンションテーブル(H921mm)の設定あり

「間仕切りとしても使用できる」と紹介されている、キャスター付きカウンターワゴン専用商品シリーズです。

背面化粧仕上げがされており、独自の「エクステンションテーブル」というサイドアイテムが設定されています。エクステンションテーブルを組み合わせると、「オープンスペースを最大550mmまで伸長できる」「L型にレイアウトすることで間仕切りカウンターとして使用できる」といった特長があります。

キャスター付きという従来にはない商品でびっくりしました笑

CWシリーズ【当社お取扱い不可】

www.pamouna.jp

カウンターワゴン専用商品シリーズ
◎本体(カウンター)高さ881mm
◎本体幅は90・120・140cmの3タイプ(サイドアイテムあり)
◎本体奥行は472mmのみ
◎本体色は「プレーンホワイト」「アイダホオーク」「ウォールナット」の3種類
◎背面化粧仕上げ
◎エクステンションテーブル(H921mm)の設定あり
落ち着きのあるヴィンテージ調デザイン

内容はほぼAWと同じですが、デザインがヴィンテージ調ということで、天板色や引出し取手の仕様がAWとは異なります。

YCシリーズ【当社お取扱い不可】

www.pamouna.jp

◎ある程度レイアウトが決まった一体型商品
◎下台家電収納はむかって右側固定(幅600中央のアイテムあり)
◎本体高さ1800mm・カウンターH804mm(一部アイテムはH788mm)
◎下台(カウンター)のみ対応不可
◎本体幅は75・90・105cmの2タイプ(サイドアイテムあり)
◎サイドアイテムが充実(本体との差が小さい)
本体奥行は396mmのみ
◎上台は開き戸のみ
◎本体色は「プレーンホワイト」「ウォールナット」の2種類

とにかくキッチンスペースに余裕がない方向けの商品と言えそうです。奥行が約40cmと従来商品よりもだいぶ浅くなります。本体の幅が小さ目でサイドアイテムも幅40cmから用意されているので、組合せによって限られた空間でも使いやすいレイアウトが可能になりそうです。

ただ本体の奥行が浅いため、オーブンなど大きめの家電を置きたい場合は特に、寸法に問題がないか注意が必要です。


新商品シリーズ感想まとめ

従来商品は、シリーズごとに本体高さは異なるものの、原則奥行は445mmか500mmでした。新商品シリーズでは個別に独自の奥行を採用している商品もあるため、寸法的な選択肢が広がりました。

またデザイン面についても、従来扉面材色は標準で1色・カラーオーダー対応商品は60色から選択可能という形でしたが、新商品シリーズではそれぞれ標準で2~3色から選ぶことができるようになっています。
扉面材以外の基本のつくり(アルミバックボードや引出し取手など)についても、様々な選択肢が用意されるようになっています。

今まで寸法やデザイン的な部分で「パモウナ・アヤノの食器棚が候補にあがらなかった層」への訴求力が高い商品体系となったと感じます。
…と書いておりましたが、残念ながら12月2日追記のとおり、「AS」・「EC/EM」以外は弊社ではお取扱い不可ということが判明しました涙 当社取り扱い不可商品シリーズは家具量販店向け専用商品のようです。
確かにハイエンド商品の「AS」・「VQ/JQ・CQ/DQ」「VZ/JZ・CZ/DZ」の後継と思われる「EC/EM」以外は、これまでとつくりが大きく異なり、ターゲット層を広げた商品と感じていたので納得です。

パモウナの新商品シリーズについても是非お気軽にお問い合わせください。