interior design office BEORCブログ|居心地のよいインテリアデザイン・リフォーム|NCDのカラー&イメージ講座|福岡

ベオークのブログへお越しいただきありがとうございます。当社は福岡市にあるインテリアデザイン&リフォーム・リノベーション会社です。デザイン(インテリア全体が調和するご提案)と施工の両方ができるのが強みです。このブログでは主に当社の実例と、株式会社日本カラーデザイン研究所(NCD)と共催するカラー&イメージ講座についてご紹介します。Instagramからお越しの方は、「ブログ内検索」や記事に付けている「タグ」から該当記事をお探しいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

アヤノ新商品ADEL(アデル)実例と特徴

新商品ADEL(アデル)の特徴

www.ayano-craft.co.jp
綾野製作所の食器棚に待望の新商品が誕生しました。商品名はADEL(アデル)。品番でいうと「AU/AG」シリーズとなります。
ADELとはドイツ語で「高貴、気品、貴族」という意味とのことです。

直近の新商品でいうと、「I(カンビア)」は前身の「V(バリオ)」の後継、「SW(スタイン)」は前身の「LX(ラクシア)」の後継商品でした。

純粋な新商品としては久々となります。従来のアヤノ商品になかった「モルタル調」の面材が設定されたり、他の商品の「良いところどり」をしたような内容となっています。その特徴を簡単にご紹介します。

新色「スタッコホワイト」の設定
弊社初のADEL実例も新色「スタッコホワイト」のAU品番でした

他の商品は基本的に標準仕様では、共通の12色から本体色を選ぶ形でした。
※特殊な商品であるPSの3色、RE/RKの2色を除く

ADELでは本体定番色は2色対応となります。
AU品番が新たな面材色「スタッコホワイト」・AG品番は少し前に設定された「トープグレイ」になります。
標準と同じで金額で納期がかかるカスタマイズ色として他に「セラミックグレイ」「テノールオーク」の設定があるほか、有償でカラーオーダー60色への対応もしています。

標準仕様の設定としては他商品よりやや少ない計4色ですが、従来のアヤノ商品にはなかった「モルタル(しっくい)調」の面材が選べるようになったのが大きな特長と言えます。マットな質感で、真っ白ではなくグレイがかって落ち着いて見える点が好印象ですね。
スタッコホワイトは面材の他、天板色でもお選びいただけるようになりました。

現時点では面材でスタッコホワイトが選べるのはADELのみ。
※2025年初めから他の商品にも設定予定とのことです

「取手」あり(2色から選択可能)
別のお客様の実例から。ブラック取手はこんな感じです

上記の本体色の設定と重なりますが、アヤノ食器棚では「PS」と「RE/RK」のみ「取手」が付いた作りでした。(他の商品は扉・引出上部と取手が一体となった作り)

ADELは取手が付いたつくりとなっており、色を「ステンカラー」「ブラックカラー」の2色から選べる点が新しいポイントになります。
なんと取手色が選べるのは業界初とのこと。確かに面材やインテリアの好みにあわせてアルミ・ステンレス系か、ブラックか選べるのは嬉しいですよね。

また、取手のつき方も従来の「PS」「RE/RK」と異なります。下からだけではなく、上からも取手に触れる点が新しいです。
特にブラックを選んだ場合は、より取手が「見た目のアクセント」になりそうです。

新アイテム①「オープンドロワー」
別のお客様の実例から。オープンドロワーは見た目にアクセントがつきますね。

ADELで新しく設定されたアイテム「オープンドロワー」です。「KN(キーノート)」に設定がある「引き戸+オープン4段引出し」に似た印象です。

KNのほうは、引戸と組み合わせるため幅100㎝または幅120㎝の設定しかありませんが、ADELのオープンドロワーは単体(幅60㎝のみ)で組み合わせることができます。

KNのほうがカウンター高さ904mmで4段なのに対し、ADELではカウンター高さ914mmに対して3段です。引出し間の隙間に余裕がある点も特徴となっています。

新アイテム②「オープン収納」
可動棚が2枚になりました。内装が木調なのも新しい点です

I(カンビア)以降に設定されたシンプルなオープン収納「BO」品番ですが、ADELでは可動棚板が1枚追加され、計2枚となりました。

IやSWではBO品番のオープンアイテムはシンプルな「白」ですが、ADELではバックボードにあわせて「木調(テノールオーク色)」な点も新たなポイントです。

下部中央に配線孔も追加されました。いままでの「I」「SW」のオープン収納にはなかったので、品番は「BO」で同じですが色々と新しくなっているようです。

アイテム数を減らしてコスパ重視

パモウナのような一体型商品ではないのですが、よく使われるアイテムのみの構成とすることで、同じ内容であれば従来商品よりも金額を抑えられるようです。
それにより、幅の設定が20㎝刻みとなっている点には注意が必要です。
※PS・RE/RKを除く他の商品は10㎝刻み

木目調の背板(バックボード)

従来RE/RKでしかお選びいただけなかった、木目調の背板(バックボード)になった点も大きな特徴と言えます。
※色はAU・AGとも「テノールオーク」のみとなります

スタインで少し背板に変化がつきましたが、従来のアルミ調の見た目が苦手な方にはよい選択となるのではないでしょうか。
(パモウナでは商品ごとに背板部分のバリエーションが多く設定されているのに対し、アヤノではSWで少し変化がついた程度でしたので^^;)

ただ、PS・AXが「メラミンバックボード」、SWが「アルミバックボード」なのに対し、AU/AGではバックボード部分は「プリント化粧板」になりますので、耐久性はやや落ちるのかな?という印象です。

標準でダークガラス選択可能

ベースの設定は以下のようになっていますが、部分的に変更が可能です。
▼AU品番
◎本体定番色:スタッコホワイト
◎取手:ステンカラー
◎ガラス扉:ステンカラーアルミ枠ホワイトガラス

▼AG品番
◎本体定番色:トープグレイ
◎取手:ブラック
◎ガラス扉:ブラックアルミ枠ダークガラス

従来PS以外の商品ではガラス色変更は有償オプションだったため、追加料金なしでガラス色が選べる点もADELの大きな特長と言えそうです。


ADELの注意点

奥行は500mmのみ

他の商品は奥行450mmと500mmの設定がありますが、ADELは奥行500mmのみです。
特にマンションでは、奥行500mmだと袖壁からはみ出し、キッチン通路幅が80㎝確保できない間取りも多くありますのでご注意ください。

幅は20㎝刻み

上でも書きましたが、幅の設定が20㎝刻みです。
上キャビネット(引戸)の規格サイズでいうと、幅100㎝・120㎝・140㎝・160㎝・180㎝となっています。
※PS・RE/RKを除く他の商品は10㎝刻み

例えば「幅を150㎝にしたい場合」は不可となりますのでご注意ください。

アイテム選択肢が少なめ

アイテム数を減らしてコスパ重視としているため、他の商品には設定されているアイテムがないものもございます。

例えば同じミドルハイカウンターのAXと比べると以下の点が異なります。
▼4段引出
 ADELは幅60・80・100㎝のみ。AXでは幅40㎝~幅100㎝まで、10cm刻みで設定。

▼3段引出
 AXには幅60・80㎝の設定がありますが、ADELには通常の3段引出の設定はありません。
 ※ADELには3段のオープンドロワー(幅60㎝のみ)が設定されています

▼2段引出
 ADELは幅60㎝のみ。AXでは幅40・60・80㎝の3タイプ設定。


▼家電収納+引出
 ADELは幅40・60㎝のみ。AXでは幅40㎝~幅80㎝まで、10cm刻みで設定されているのに比べると選択肢が少ないです。

▼スライドテーブル+開き戸
 ADELには設定なし。AXでは幅40・60㎝の2タイプ設定。

▼引出+開き戸
 ADELには設定なし。AXでは幅60㎝で設定。

▼引出し+オープン
 ADELには設定なし。AXでは幅40・60・80㎝の3タイプ設定。
 ※ADELには可動棚2枚付きのオープン(幅40・60㎝)が設定されています


 

今回の実例内容

今回の実例はAU品番の設定色そのままの組合せです

【アヤノAUシリーズ】
①上台引戸:AU-180FS
②天板:TN-180UF
③下台(左)家電収納+引出:AU-U40G
④下台(中)4段引出:AU-U80DH
⑤下台(右)オープン:AU-60BO
⑥上置:AU-U180PZ
※本体・天板色:Uスタッコホワイト(標準シート仕様)
※取手色:ステンカラー
※ガラス:ホワイトガラス

【サイズ】
・本体サイズ:W1802*D500*H2020mm(ミドルハイカウンターH913mm)
・上置サイズ:W1800*D371*H310mm(天井高2345mm)

上キャビネットのガラスはAU品番でもブラック選択可能です
上キャビネットの中も木調(テノールオーク色)
天板も新色の「スタッコホワイト」(従来色も選択可能)
4段引出。取手部分がアクセントになりますね
引出はイノテック・アティラ。引出内も背板と同じくテノールオーク色です
家電収納部上部には「モイス」がついています
家電収納下の深引出内のつくりは従来どおり(奥に可動棚あり)

当社では食器棚の他、家具カーテン照明などインテリア全般お取扱いしております。福岡県内ではリフォーム・リノベーションなどの工事もおこなっております。
イメージワード分析で「あなたの理想の住まいに使うべき色・イメージ」のアドバイスも可能です。インテリアに関すること、是非何でもお気軽にご相談ください。