BEORCブログ|居心地のよいインテリアデザイン・リフォーム|NCDのカラー&イメージ講座|福岡

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パモウナHS実例 【HSシリーズの特長と注意点】

パモウナHSの特長


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今回はパモウナの新商品「HSシリーズ」実例のご紹介です。従来の商品シリーズとは大きくつくりが異なるため、以下簡単に特長をご紹介します。
※詳しい商品内容は「HS」 - 食器棚・キッチン収納 | 家具・インテリアの【パモウナ】をご覧ください。
※HS特設サイトはこちら→「HS特設ページ 」 - 食器棚・キッチン収納 | 家具・インテリアの【パモウナ】
 
 

食器棚の中に収納できる観音扉(スイングインドアキャビネット)
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①幅1200mmの家電収納重視タイプ+サイドキャビネット(上置あり)
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②観音扉を開いたところ
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③観音扉を収納したところ

なんといっても一番特徴的なのが本体扉の形状になります。使わないときは「①扉を閉じた状態」で中を見せずにすっきりと。使うときは「③扉を収納した状態」で開口を広くとり、使いやすく。
※従来の商品シリーズは、家電を収納する部分(カウンター上 / 下台・家電収納 / 上台・家電タワー)はいずれもオープンのつくりのため、家電を扉で隠すことはできません。

LED自動点灯機能付き

スイングインドアキャビネット本体には「家電収納重視のAタイプ」(今回の実例はこちら)と、「引出収納重視のBタイプ」の2タイプがあり、それぞれ幅が「1067mm」と「1217mm」(今回の実例はこちら)の2種類用意されています。高さはいずれのタイプも1650mm。

Aタイプ・Bタイプとも、観音扉を開くと自動でLEDライトが点灯します。(今回は新築お引渡し前で電気工事がまだだったため、残念ながら写真は撮れませんでした)

上置にリフトダウンユニットの設定

上でも書いたように、本体の高さが1650mmと他の商品シリーズと比べて低いです。従来商品シリーズでは「JZ/DZ」の1870mmが、下台+上台の組合せで一番低い商品でした。それより22cmも低いです。

当然上置の設定はあるのですが、HSシリーズでは上置の高さが「520mm」と「720mm」の2種類のみ。従来商品シリーズは天井高にあわせて高さオーダーができ、上限が600mmまでとなっています。この辺りもHSはつくりが独特ですね。

本体が低いため、上置の高い方(720mm)を組み合わせると、全体で2370mmと結構な高さに。というわけで、高さ720mmのほうにのみ、リフトダウンユニット付上置の設定があります。

下から上まで奥行が深い

従来の商品シリーズの外寸奥行(一番奥行のある天板部分)は「約45cm」か「50cm」の2種類で、商品ごとにどちらかをお選びいただけます。
一方のHSシリーズの外寸奥行は「65cm」。しかも、従来商品シリーズは上台のほうが奥行が浅い(例えばNEシリーズ引戸タイプの上台奥行は349mm)のですが、HSシリーズは下から上まで(上置も)同じ奥行です。奥行があるため、家電類も余裕をもって置け、引出し・上置内の収納量もより多くとれます。

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スイングインドア内部。すべて木目(グリジオーク)化粧仕上げです。
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家電収納部は左右2つに分かれ、スライドテーブルになっています。

 
 
 

パモウナHSの注意点

収納量もとれ、見た目もすっきりするHSシリーズですが、注意が必要な点もあります。以下簡単にご紹介します。

搬入経路に注意

従来の商品シリーズに比べて奥行が深いため、設置場所までの搬入経路に注意が必要です。今回は戸建ての2階に設置だったのですが、本体キャビネット(上台)が階段から上げられず汗。重さもかなりあるため、結局5人がかりでベランダから吊り上げて搬入する形となりました。
幅が広いほう(1217mm)だと、コの字型階段はまわりきらない可能性が非常に高いです。戸建てで2階に設置予定の方は特にご注意ください。1階に設置の場合も、廊下幅や間取りにより注意が必要です。

キッチン通路幅について

上記搬入とも関係するのですが、奥行が深い分、キッチン通路幅が十分に確保できるかにも注意が必要です。
本体外寸は奥行650mmですが、上記「③扉を収納した状態」で少し(80mm)扉部分が出っ張ります。この状態での奥行が710mmとなります。
仮に背板穴あけ等をせずに、背面壁との間にコンセントプラグの厚み分隙間ができるとすると+約20mmで最大奥行が約730mm。その奥行を考慮した上で、一般的に必要とされるキッチン通路幅(1人で使うとして約80~90cm)が確保できるか?
マンションなどでは食器棚スペースとして奥行45cmしか確保していない間取りも多くあるため、注意が必要です。

上置と天井との隙間

上でも書きましたが、従来商品シリーズは天井高に応じて上置高さのオーダーができますので、天井との隙間は設置クリアランスの約10mmとなります。
一方HSシリーズの上置高さは520mmと720mmの2種類のみ。
※この外寸高さは、上置の奥にある「転倒防止用器具」の高さ20mmを含む寸法になります

よって前から見た時に、最低でも設置クリアランスの10mm+転倒防止用器具の高さ20mm=30mmの隙間が開きます。転倒防止用器具のつっぱり可能高さにより、前から見た場合の上置と天井の隙間は 最低30mm~最大114mm開いて見える形となります。※天井高による

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「転倒防止用器具」を上置内から持ち上げて、天井につっぱることで固定します。


もし隙間をできるだけ開けたくない場合は、今回のお客様のようにぎりぎりまで天井を下げるか、高さ調整可能なフィラーを上置の上に設置することも可能です。

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食器棚上部の天井を下げ、さらにキッチン通路部分の天井を下げて隙間を小さくしています。

 

家電収納部の仕上げの違い

従来の商品シリーズでは、家電を置く部分(上台オープン部上部・上台背板・家電収納スライドテーブル底板)が熱・蒸気・汚れに強い「アルミボード」仕上げである点を売りにしています。また、カウンター(標準ラミネート天板)も「ダイヤモンドハイグロス」仕上げの耐水性・耐汚性・耐摩耗性を謳っています。
一方のHSシリーズでは、カウンターを含む家電収納部分の内装がすべて引出し内と同じ「木目化粧仕上げ」のため、強度的にどうなのか?は少し気になる点です。
炊飯器はスライドテーブルに乗せて引き出せるのでよいとして、カウンター部分にヘルシオなど上部から蒸気が出るタイプのオーブンを置かれる場合は、何かしら対策をされた方がよいかもしれません。


以上簡単にHSシリーズの特長と注意点をまとめてみました。ご紹介したとおり、従来商品シリーズとはまったく異なるため、選択肢が増えたという意味でもとてもよい商品だと思います。
納品当日、新築の工事中だった電気屋さんも「すごいカッコイイ!」と絶賛されていました笑

対面キッチンなどでリビングダイニングから見える間取りの場合、「食器棚を隠してすっきりさせたい」というご要望は多いと感じます。リフォームで食器棚を隠すための扉をつける場合、(間取りにもよりますが)サイズや奥行の問題から「引違い戸」または「折れ戸」が現実的なご提案となります。ただその場合、「扉面がフラットにならない」「レールが必要になる」「フルオープンにならない」など何かしらデメリットがあり、お客様が望まれるスッキリ感が出しにくいのが悩ましいところです。

パモウナHSシリーズは、「使わないときは家電類を隠したい」「使うときはフルオープンで使い勝手を重視」「奥行の深い収納が多い方がいい」「食器棚の見た目にもこだわりたい」という方にオススメの商品シリーズになります。


今回の実例内容

【パモウナHSシリーズ】
①スイングインドアキャビネットAタイプ:HS-1201A
②上置:HS-H120U
③サイドキャビネット(右開き):HS-601R
④上置(右開き):HS-H60UR
※本体色:パールホワイト

【サイズ】
・本体+サイドキャビネット+上置:W1816*D650*H2370mm

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サイドキャビネットは扉裏収納付き
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引出はRQシリーズと同じ仕様「ウッドBOX・木目柄ナチュラル・サイレントレールのフルスライド」


当社初の「パモウナHSシリーズ」の食器棚と、こちらも当社初の「MARGIN CABINET(マージンキャビネット)シリーズ」のTVボードをご依頼いただきました。写真撮影とブログ紹介も快くご承諾いただき、N様誠にありがとうございました!

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