interior design office BEORCブログ|居心地のよいインテリアデザイン・リフォーム|NCDのカラー&イメージ講座|福岡

ベオークのブログへお越しいただきありがとうございます。当社は福岡市にあるインテリアデザイン&リフォーム・リノベーション会社です。デザイン(インテリア全体が調和するご提案)と施工の両方ができるのが強みです。このブログでは主に当社の実例と、株式会社日本カラーデザイン研究所(NCD)と共催するカラー&イメージ講座についてご紹介します。Instagramからお越しの方は、「ブログ内検索」や記事に付けている「タグ」から該当記事をお探しいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

パモウナMARGIN CABINET(マージンキャビネット)実例【テレビボード】

MARGIN CABINET(マージンキャビネット)シリーズとは


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パモウナの「MARGIN CABINET(マージンキャビネット)シリーズ」とは、今までブログでご紹介してきた食器棚 / 壁面収納 / TVボードと違い、壁に固定するタイプの商品シリーズになります。
※詳しい商品内容はMARGIN CABINET | Pamounaをご覧ください。

以下簡単に、従来の「置き家具タイプ」の商品シリーズと比較した場合のメリット・デメリットをご紹介します。
 

MARGIN CABINET(マージンキャビネット)の特長

◎アイテムが豊富
置き家具タイプにもある「テレビボード」「食器棚」「デスクカウンター」「リビング収納(壁面収納)」の他、「玄関エントランス収納」や「洗面化粧台」など従来商品シリーズでは取扱いのないものも用意されています。

◎自由なレイアウトが可能
壁に固定するため、高さなど取付け位置を自由に決めることができます。

◎壁掛け(フロート)で見た目すっきり
通常の家具に必要な「脚」がなく、フロート(宙に浮いている)となるため、見た目がとてもすっきりします。「MARGIN(マージン)」とは「余白」という意味らしいですが、下部に空間があることでお部屋を広く感じる効果も。
ルンバなどのお掃除ロボットを使われるご家庭にもおすすめです。
 

MARGIN CABINET(マージンキャビネット)の注意点

◎壁に下地補強が必要
壁面にビスで固定するため、下地として「12mm以上の合板」が必要になります。新築時に事前に下地を入れておく場合はよいのですが、そうでない場合は下地補強工事が必要になります。

◎取付けに工事(施工)が必要
通常の置き家具タイプの場合は、家具専門の配送会社担当者が配送と同時に組立て設置をします。
一方、MARGIN CABINET(マージンキャビネット)シリーズは壁面へのビス固定が必要となるため、配送とは別に取付け施工の職人が必要になります。

◎金額が高め
例えば幅1800mm・奥行同程度のパモウナTVボードで比較した場合、置き家具タイプのWVシリーズ(WV-180)の税抜定価92,000円に対し、マージンキャビネット(MA-D180FG)は税抜定価114,000円となっています。また、掛け率がマージンキャビネットの方が高いため、置き家具タイプと比べてお値引がしづらいという内情もあります^^;
あとは上記のとおり取付け工事代が別途必要になります。

◎あとから移動ができない
置き家具だと、模様替えで簡単に家具の位置を変えることができますが、マージンキャビネットは壁面固定のため基本的には移動ができません。


以上簡単にまとめてみました。置き家具タイプに比べると費用が高めにはなってしまいますが、見た目のすっきり感は大きなメリットだと思います。

下地の問題さえ解消できれば、とても魅力的な商品です。基本的には新築・リフォーム時にあわせて計画をするタイプの商品 と言えそうです。


今回の実例内容

【MARGIN CABINET(マージンキャビネット)テレビボード】
①TVボード(左):MA-D180F-T
②TVサイドボード(右):MA-D60FG
③配線用穴あけ:MA01
④サイドボード地板穴あけ:MA-XC1
⑤サイドボード背面カット:MA-XC2
⑥サイドボード天板穴あけ:MA-XC3
※TVボード色:天然木突板ウォールナット
※サイドボード色:グレー/ガラスフラップ扉

【サイズ】
・TVボード+サイドボード:W2400*D475*H250mm

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フロートスタイルのTVボードは見た目すっきり!

今回は新築のお宅にMARGIN CABINET(マージンキャビネット)のテレビボードと、食器棚HSシリーズを納品させていただきました。いずれも比較的新しい商品であり、当社では初の実例となります。N様ありがとうございました!
※食器棚HSシリーズについてはこちらの記事でご紹介しています
 

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180cmのTVボードと60cmのサイドボードの組合せです
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TVボードは天板部分も同仕上げ(今回は天然木突板ウォールナット色)

むかって左側の「TVボード部分」の面材は、樹脂化粧シート(全17色)+天然木突板(全2色)の計19色からお選びいただけます。今回は天然木突板のウォールナットをお選びいただきました。右側の「サイドボード部分」の本体標準色は「グレー」。今回は前面ガラスフラップ扉タイプをお選びいただきました。
 
左より「引出し」「板フラップ扉」「引出し」「ガラスフラップ扉」の組合せです。

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扉をすべて開けたところ
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板フラップ扉部分には背板なし
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サイドボードはオプションの背面カットをしています

本体を壁にぴったりと固定するため、TVボード背面での配線ができません。事前に電源や配線計画をしっかりと立て、TVボード位置・配線孔オプション内容・壁のコンセントプレート位置を決める必要があります。
 

耐荷重について
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イタリアーナ社の金具を使用

施工について、まず壁にブラケットと呼ばれる金属のプレートをビス止めします。そこに写真の金具部分を引掛けて、TVボード本体をブラケットの上に乗せる形になります。その後、背板部分を数ヵ所壁にビス止めして固定します。

写真の金具は本体をブラケットに乗せた後でも上下の微調整ができるという優れもので、施工の職人が感動していました笑。見えないところではありますが、パモウナの製品はやはり作りがしっかりしているなと感じました。

こちらの金具自体は150㎏の耐荷重があるそうですが、テレビボード全体としては約50kgの耐荷重となるそうです。厳密にいうと組合せや幅で微妙に変わるようですが、基本的にテレビボードの耐荷重は約50kgまでと考えてよいとのことです。本当にごく一部の75V型の4K液晶テレビで50kgを超える商品がありますが、テレビだけを置く場合は大型テレビでもまず問題なさそうです。

 

デザインも家具も施工もお任せください!

MARGIN CABINET(マージンキャビネット)シリーズは施工が必要になるため、TVボードの購入と施工を同時に頼めるところが意外となかったそうです。

当社の強みとして、インテリアのデザイン~家具・カーテンなどモノの手配~取付けなどの施工まですべて安心してお任せいただける点があげられます。ちょっとした施工でも親身に対応し、職人に直接依頼をするため最低限の価格でご依頼いただけます。

また、今回のように細かい寸法や位置について打合せが必要な場合も、必要に応じて分かりやすい資料を作成し、きちんと正確に対応させていただいております。

福岡でMARGIN CABINET(マージンキャビネット)をご検討の方は、是非お気軽にお問い合わせください。