飾り棚収納で空間に奥行を
ひとつ前の記事で和室をウォークインクローゼットに変更した実例をご紹介しました。今回は同じリフォームのリビング側をご紹介します。
※前回の記事と重複しますが、間取りはこのようになりました ↓
単にリビングを直線的な間仕切りで広げるのではなく、ウォークインクローゼットの「(2)枕棚+ハンガーパイプ」の背面に「(6)飾り棚」を設けました。
Before(リフォーム前)
After(リフォーム後)
今回は天井(固定棚の上)にダウンライトを入れましたが、飾るものによっては、棚板にダウンライトを入れてカウンター上を照らすことも可能です。
棚板や天板、扉の面材も自由にお選びいただけます。今回の扉に採用している面材は抗菌機能があり、指紋や汚れ・傷がつきにくいといったメリットもあります。(2案ご提案したうち、グレーベースのほうをご採用いただきました。)
カウンター下部の収納は、説明書などの書類や、薬箱などちょっとしたものを収納出来て便利です。また、上部をオープンの飾り棚とすることで、空間に広がりも感じられます。
床・建具・梁下のアクセントクロスとバランスがとれ、非常に喜んでいただけました。
濃い建具のリフォームにおすすめの床色
こちらのお宅もそうでしたが、築15年以上経つお住まいには、ダークブラウン(こげ茶色)の床・建具は多いのではないでしょうか?
昔は床・建具・幅木の色はそろえるのが一般的でしたし、ダーク色(濃いお色)が人気でした。リノベーションでクローゼットの扉なども含めたすべての建具を交換するなら問題はないのですが、例えば「一部の建具はそのままで床だけ張り替える」というリフォームも多いと思います。
そのようなリフォームの場合、建具の色はダークブラウン(こげ茶色)のまま、床はメイプルや白などの明るめの床にすると、すっきりとした印象で適度な落ち着きもあり、トレンドも感じておすすめです。
今回は上の写真にうつっている洋室やトイレ、ウォークインクローゼットなどの出入口ドアは新しいものに交換しております。
ただ、交換をしない洋室内のクローゼット扉の色にも影響があるため、元のダークブラウンのお色に近い「ソフトウォールナット柄」という建具色をお選びいただきました。
床色が明るくなったこともあり、かなりすっきり広々と感じられるリビングに生まれ変わりました。K様ありがとうございました。