パモウナは食器棚だけではない
食器棚は数多くご注文いただいてきましたが、今回初めてパモウナの壁面収納を設置させていただきました。
壁面収納の設置経験自体はマンションのモデルルームなどでそれなりにありますが、今回は造作家具ではなく工場でつくられてくる製品(現場での手直し不可)。しかも壁~壁・床~天井までぴったりサイズ。そして奥に梁、右上にエアコン用コンセントあり。。
無事設置できるまでは内心ドキドキでした笑
一応左右と上部で10mmずつ余裕寸法をみるのですが、実は床・壁・天井などは正確に水平・垂直なわけではなく、場所によって数ミリの誤差があります。あまりに余裕をみすぎて壁や天井との隙間が空きすぎてもおかしいですし、ギリギリすぎて入らなかったら本末転倒。慎重に採寸を行い、無事きれいに納まりました。
カタログでは分からない部分
意外とカタログに細かい部分の画像記載がないので、以下ご紹介します。
サイドキャビネットは掃除機などの長物を収納するのに便利です。壁際にレイアウトして、上の写真の様に中からコンセントを使えるようにすると、収納しながら充電もできて便利です。
一方、サイドフィラーも下部が取り外せるため壁のコンセントを使うことはできますが、マグネット+ダボで固定しているため脱着が意外としづらかったです。
サイドフィラーの幅と壁コンセントの高さにもよりますが、日常的に使うにはコンセントの抜き差しもしづらそうです。サイドフィラー側で壁のコンセントを使いたい場合は、オプションの「コンセント有りタイプのサイドフィラー(W50mm~)」をおすすめします。
パモウナ壁面収納オススメポイント
食器棚もそうですが、壁面収納を大きく2つにタイプ分けすると、「壁に固定するタイプ」と「組立設置する(壁に固定しない)タイプ」に分けられます。
パモウナCAは後者の「組立設置するタイプ」になります。
※今回のように天井いっぱいまでの組合せの場合は上置内のアジャスターにより天井面で固定しますが、後からゆるめて取り外すこともできます
組立設置するタイプの最大のメリットは、ご入居後や、中古マンション購入時などでも設置しやすい点にあると思います。
一方壁に固定するタイプは、設置箇所の壁面に下地補強を入れておく必要があるため、新築時でなければ後から施工がしづらい(する場合は費用と工期がかかる)というデメリットがあります。
逆にメリットは、壁に固定するため、宙に浮くような自由なレイアウトが出来る点でしょうか。パモウナからも新商品でMARGIN CABINET | Pamounaというシリーズが出ています。
あとは上記の「施工が必要ない」という点とも重なりますが、コストパフォーマンスが高いという点も組立設置タイプの良さでしょうか。こちらのお客様も色々検討された結果、金額と内容のバランスでパモウナCAをお選びになりました。
今回の実例内容
【パモウナCAシリーズ】
①サイドキャビネット:CA-OCL7(最大W399mm)
②オーダー上置:CA-VH40UL
③オーダー上置:CA-VH160U
④オーダー上置:CA-VH80U
⑤キャビネット:CA-400
⑥TVボード:CA-1600
⑦キャビネット:CA-800
⑧サイドフィラー:CA-SFR
⑨梁カット:XZ-UCUT×3
⑩フィラーカット
⑪壁掛けTV金具:XW-2
※本体色:ホワイトオーク
【サイズ】
・全体:W3309*D450*H2505mm
※左端サイドキャビネットW399、右端サイドフィラーW110mm
設置後は本当にモデルルームのように素敵で、ご家族皆様とても喜んでいただき嬉しかったです。U様ありがとうございました!
※CAが廃番となり、PJシリーズに変更になりました。主な変更点は下の「壁面収納パモウナPJ実例」ブログ記事にまとめています。