interior design office BEORCブログ|居心地のよいインテリアデザイン・リフォーム|NCDのカラー&イメージ講座|福岡

ベオークのブログへお越しいただきありがとうございます。当社は福岡市にあるインテリアデザイン&リフォーム・リノベーション会社です。デザイン(インテリア全体が調和するご提案)と施工の両方ができるのが強みです。このブログでは主に当社の実例と、株式会社日本カラーデザイン研究所(NCD)と共催するカラー&イメージ講座についてご紹介します。Instagramからお越しの方は、「ブログ内検索」や記事に付けている「タグ」から該当記事をお探しいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

パモウナ壁面収納PJ実例【CAからの変更点まとめ】

CAシリーズからPJシリーズに【変更点まとめ】

以前は「CA」という壁面収納だけの商品シリーズでしたが、商品体系が変わり、「PJ」というカウンターデスクやTVボードとも共通の商品シリーズに変更となりました。

同じPJシリーズ内で壁面収納とカウンターデスクをつなげてレイアウトすることができるなど、より柔軟性が高くなった印象です。

いくつか注意が必要な点もありますので、以下簡単にCAからの変更点をまとめます。
※PJシリーズについての詳しい商品内容は壁面収納 PJ シリーズ 商品情報 | 家具・インテリアの【パモウナ】 | カタログ請求無料をご覧ください。

奥行が浅くなった

こちらが一番注意が必要な点でしょうか。CAシリーズ450mmに対し、PJシリーズ416mmと奥行が若干浅くなっています。(現代の住宅事情にあわせてサイズ変更をおこなったとのことです)

カウンターデスクも以前はYAという奥行450mmの商品シリーズがあったのですが、あわせてPJシリーズに統合されています。壁面収納はよいとしても、カウンターデスクとしてはやや奥行が浅いかな?という気もします。

TVボード下部のガラス部分が面材と同仕上げに

CAシリーズではDVDレコーダーなどを置く部分の扉は黒いガラス素材になっていたのですが、PJシリーズでは他の部分と同じ面材での仕上げとなります。(ガラスにシートを張ってあるのでリモコンは効きます)

全体が同じ面材仕上げとなることで、よりすっきりした印象になりました。(今回の実例に比較画像を載せています)

色(面材)の設定変更

CAシリーズがパールホワイト・ホワイトオーク・ウォールナットの3色だったのに対し、PJシリーズではパールホワイト・グリジオーク・ウォールナット・ビターエルムの4色からお選びいただけます。

パールホワイト・ウォールナットはそのまま引き継ぎ。ホワイトオークがグリジオークに変わり、ビターエルムが追加になりました。

従来のホワイトオークは少し黄色みがかったお色でしたが、グリジオークになってグレイッシュなお色となっています。この辺りもトレンドを反映して新しくなった点です。

新アイテムの設定

いくつか新しいアイテムが追加されました。代表的なものだけご紹介します。
◎キャビネット・フレキシブルタイプ
内部がハンガーパイプ+可動棚となっており使い勝手がよさそうです。(今回の実例でご採用いただいています)

◎キャビネット・ユーティリティタイプ
下部にルンバなどお掃除ロボットの待機スペースを組み合わせたキャビネットです。

◎キャビネット・ミラータイプ
扉が鏡になっています。姿見として利用でき、空間に広がりを感じるという点でもよさそうです。

◎サイドフィラーが「サイドドアフィラー」に変更
以前は開閉不可で収納として利用できませんでしたが、扉が開き収納として利用できるようになりました。(今回の実例でご採用いただいています)

それにともない、同じく幅調整可能アイテムである「サイドキャビネット」の仕様が変更になっているようです。
※「サイドドアフィラー」と「サイドキャビネット」の比較はこちらの記事でご紹介しています。

キャビネット・オープンタイプの幅は600mmのみに

CAシリーズでは幅400・600・800mmの3種類設定がありましたが、PJシリーズでは通常扉・ガラス扉ともオープンタイプの幅は600mmのみとなりました。

細かい変更点は他にもありますが、主なところはこの辺でしょうか。


新商品PJシリーズ壁面収納の実例写真

設置前写真
設置前① 今回は正面の梁下への設置です
設置前② 左上に梁欠きが必要になります

今回は梁の奥行が商品の奥行よりも深かったので、梁下での設置となりました。ただ、左上部分に梁欠きが必要となります。
左下のコンセント位置はちょうど本体が干渉しない位置だったのでよかったです。

TVボード下部

上の変更点でもご紹介しましたが、TVボード下部の面材がガラス➡本体と同色仕上げ(今回はグリジオーク)に変更となっています。
ただ、扉自体はガラス(にシート張り)のため、扉を閉めた状態でもDVDプレーヤーなどのリモコンは効きます。

PJ① TVボード下部のガラス部分が面材同仕上げに
ちなみにCAではこのようにガラス仕上げでした
PJ② 扉開けたところ:扉自体はガラスです
PJ③ コンセントは内部に4口×1ヵ所ついています
キャビネット・フレキシブルタイプ

PJシリーズになって新たに追加となったアイテムです。洋服をかけるハンガーパイプがついているので使い勝手はよさそうです。

すべて棚板をつけたところ。むかって左側は位置調整可能です。
右側ハンガーパイプ下端までの内寸高さは784mm
可動棚すべて外したところ。左側内寸高さは867mm

ちなみに固定棚位置はベーシックタイプと共通で、棚板天端高さは床から1091mm(三角座考慮前のカタログ数値)。固定棚に配線孔は開いておらず、開けることもできないため、もし固定棚より上に電源が必要なプリンターなどを置きたい場合は、背板穴あけで対応することになります。
また、ハンガーパイプ部分の内寸奥行は他のアイテム同様「393mm」となっております。ハンガーのサイズがだいたい幅360~420mm程度のようです。そこにお洋服がかかることを考えると、基本的にはハンガーパイプに対して斜めにハンガーをかける形になる点にはご注意ください。

サイドドアフィラー

幅調整可能なアイテム。CAシリーズ(サイドフィラー)は下部の前板が外れるのみで収納としては使えませんでしたが、PJシリーズで新たにドア方式となり収納利用が可能となりました。

幅調整可能なアイテムは、壁面収納をぴったり納めるには必須アイテムと言えます。こちらの「サイドドアフィラー」の他、「サイドキャビネット」も幅調整可能です。それぞれに特徴があり、今回のお客様も最後まで迷われました。
こちらの記事でサイドキャビネットとサイドドアフィラーの比較をご紹介しています。

サイドドアフィラー 扉閉じているところ
サイドドアフィラー扉開いたところ
サイドドアフィラー内部
サイドドアフィラー取手部分
梁欠き部分
梁欠き部分は固定で開閉不可となります
途中経過 梁欠き部分がきれいに納まるか毎回ドキドキします^^;

左端サイドドアフィラー上部の梁欠き部分です。L型・逆L型の梁欠きはこのような形でフィラーでの固定対応となり、開閉ができないつくりになります。
※上置は奥側の梁欠きは可能(前回CAの実例参照)ですが、今回のようなL型・逆L型の梁欠きには対応できません。

設置完了(全体像)
というわけで今回もきれいに納まりました!
奥方向は梁に揃えた位置に設置しました
すべての扉開けたところ

今回は梁の奥行が壁面収納の奥行より深かったので、当初奥の壁面に寄せる形で設置予定でした。当日奥様より「梁の面にそろえたほうがきれいなのでは?」とご意見をいただき、そのように設置しました。

確かに少しお部屋は狭くなりますが、梁に揃えて凹凸がないほうが見た目すっきりしてよかったと思います。


今回の実例内容

【パモウナPJシリーズ】
①サイドドアフィラー:PJC-DFL
②キャビネット(フレキシブルタイプ):PJC-602×2
③TVボード:PJC-1800
④上置:PJ-VL180U
⑤上置:PJ-VL60U×2
⑥壁掛けTV金具:XW-2
⑦梁カットフィラー
⑧電源コード延長:3m
※本体色:グリジオーク

【サイズ】
・全体W3366*D416*H2088
※左端サイドドアフィラーW366mm

Y様には壁面収納と一緒に食器棚もご注文いただきました。ブログでのご紹介にも快く応じていただき、誠にありがとうございました!