interior design office BEORCブログ|居心地のよいインテリアデザイン・リフォーム|NCDのカラー&イメージ講座|福岡

ベオークのブログへお越しいただきありがとうございます。当社は福岡市にあるインテリアデザイン&リフォーム・リノベーション会社です。デザイン(インテリア全体が調和するご提案)と施工の両方ができるのが強みです。このブログでは主に当社の実例と、株式会社日本カラーデザイン研究所(NCD)と共催するカラー&イメージ講座についてご紹介します。Instagramからお越しの方は、「ブログ内検索」や記事に付けている「タグ」から該当記事をお探しいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

北欧照明 LE KLINT(レ・クリント)を格安で

北欧ペンダント照明と言えば

◎PHランプが有名なLouis Poulsen(ルイス・ポールセン)
◎アルヴァ・アアルトがデザインした製品を取り扱うArtek(アルテック)
◎プリーツシェードが特徴のLE KLINT(レ・クリント)
◎セブンチェアで有名なFRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)
◎パイン材によるシェードが特徴的なJAKOBSSON LAMP(ヤコブソンランプ)
などなど…。
他にもあると思いますが、北欧ペンダントライトと言えばこの辺りが有名なのではないでしょうか。

その中でも今回は"LE KLINT(レ・クリント)"のペンダントライトをご紹介します。


LE KLINT(レ・クリント)の特長・メリット

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今回はペンダント「クリスタル」をご提案しました

LE KLINT(レ・クリント)という名前を聞いたことがなくても、独特のプリーツシェードが特徴の照明器具はどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?

1901年、デンマークの建築家 P.V. イェンセン・クリントが日本の折り紙をヒントに、オイルランプのあかりを調節するためのプリーツのシェードを作りました。規則的に続く折りは美しい陰影を生み出し、レ・クリントの原点となっています。(公式サイトより)

デンマーク王室御用達の歴史あるブランドでありながら、そのデザインのルーツはなんと日本の折り紙!

・目を引く特徴的なデザインでありながら、重くなりすぎない。
・他の北欧ペンダントに比べたら金額が手頃
・シェードが金属のタイプに比べて明るさが確保できる
・フォーカルポイントとして使いやすい

といった理由で、お客様へのご提案の他、モデルルームや建売住宅のセッティングでもよく使わせていただいています。

最後のフォーカルポイントというのは、簡単にいうと「目が留まる点」ということです。
インテリア全体をご提案する際は、視線をどう動かすかを考えてご提案を考えるのですが、その点でレ・クリントのペンダントには大きなメリットがあります。

それは"目が留まりすぎない"という点。
例えば今回の実例(上の写真)はこのような間取りでした↓

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フォーカルポイントを意識したプランニングが重要です

リビングのドアを開けて手前にダイニング、奥にリビングという間取りです。
入ってすぐにダイニングテーブルが来ますので、何もしなければどうしてもそこに目がいってしまいます。ダイニングテーブルのサイズやデザインによっては圧迫感を感じる可能性も。

ダイニングテーブルの上をLE KLINTのペンダントライトにすることで、まずそちらに目がいく形になります。ここでこの照明に目が留まりすぎると、リビング入ってすぐの近い位置に視線が固定されることになり、空間の広がりが感じられません。

上でも書きましたが、LE KLINTのペンダントライトは「プラスティックの素材感」「折り紙をモチーフとした軽やかなデザイン」「シェードが白色」といった特長により、瞬間的に目をひくものの、そこに目が留まりすぎないというメリットがあります。

計画的にフォーカルポイントをいくつか設けることで、最初にLE KLINTに目を留め、次に別のフォーカルポイントへと視線を動かすことができ、空間をより広く感じさせることができます。

今回はリビング壁一面をアクセントクロスに張替え、TVボード・リビング収納もデザイン性の高いものを入れさせていただきました。窓からの景色が素晴らしいため、さらに②の位置に観葉植物やフロアスタンドでフォーカルポイントをつくると、自然に窓の方向へと視線を動かしていくことができると思います。

通常インテリアショップなどでは定価販売ですが、多少のお値引が可能です。
気になる方は是非お気軽にお問い合わせください。


北欧インテリアにあうシーリング照明

以前Louis Poulsen(ルイス・ポールセン)社のセミナーに出た時に、「北欧では日本のようなシーリングライトはつけない」という話を聞きました。一部屋を一つの照明器具だけでまかなうのではなく、多灯使いが基本だそうです。人が座るところに照明器具を配置していくことにより、空間に光のグラデーションができてくつろげる雰囲気になるとのこと。

確かにフロアスタンドなど間接照明を組み合わせることで雰囲気はよくなりますよね。
そう考えると、ダイニングに北欧ペンダントを入れた場合、「リビングの照明器具をどうするか」は意外と悩ましい問題です。

新築の場合は色々と照明計画を立てることもできますが、一般的にはお部屋の中央に1ヵ所引掛けシーリングがあるのみ。フロアスタンドなどを併用するにしても、メインの照明をどうしたものかとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
(上記セミナーであちらのお宅の写真を沢山みましたが、基本はペンダントのような照明器具を複数天井から下げるというスタイルが多いようでした。)

ちなみにLouis Poulsenではシーリング照明は取り扱っておりません^^;
LE KLINTにはシーリング照明あるのですが、ちょっとデザイン的にお好みが分かれるかな?という気がします。
Ceiling | Type | Products | LE KLINT


最初の写真の奥に写っていますが、今回は間接照明的な使い方もできるシーリングライトをご提案して、とても気に入っていただきました。すっきりしたデザインなので、同じLD空間に北欧ペンダントを使う場合の相性もよいのではないかと思います。

こちらのお客様には家具・カーテン・照明・アクセントクロス張替えなどご依頼いただきました。トータルで夢だった理想の空間になったと大変喜んでいただきました。F様(パモウナ、家具、照明、カーテン)のタグで追ってご紹介したいと思います。
F様ありがとうございました!

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ルイスポールセンのPH5が出てきます ↓
beorc.hatenablog.jp