ステンレスと木。どちらがお好き?
例えば家具。言葉のイメージで「ステンレス」とこたえたあなたは、モダンですっきりしたデザイン。一方「木」とこたえたあなたは、ナチュラルで丸みを帯びたデザインがお好みなのではないでしょうか?
「どちらが」という聞き方をしたとおり、基本的に両者のイメージは対極にあると思います。
え?私ですか??
私は……
両方!(笑)
異素材の組み合わせがCool!
ちょっとズルイ解答になってしまいましたが、ここ数年インテリア系の雑誌や、新しくできる店舗・建物などを見ていると、「木」の使い方…特に異素材との組み合わせが目に留まります。記事にもしていますが、有名建築家が手掛けたこちらの店舗などはその典型ですね。
その中でも特に、「ステンレス+木」という組み合わせに個人的に注目しています。
ミラノサローネ2012出展海外キッチンブランド
ミラノサローネのレポートセミナーに参加したことを書きましたが(「ソラマチでミラノサローネ」参照)、そちらでの内容と、私が海外のサイトを見まくった中で気になったブランド&画像をご紹介します。今回はキッチン編。私の好みフィルターがかなりかかっているので要注意です(笑)
まずはこちら。一番のお気に入りです。木と言っても色味や素材感が様々あるわけですが、素材本来の色や質感など、まさに「木」という感じがステンレスとあいまって、互いの存在感を増しているように感じます。
Boffiというイタリアのブランドです。ここの展示では、ノコギリでわざと傷を入れたような木肌など、木の素材感が際立っていたそうです。
続いてはBinovaのキッチン。こちらはステンレスというわけではないのですが、ホワイトとの組み合わせ。また床とカウンター部分の色・素材感のあわせが絶妙だと思います。Boffiの画像もそうですが、このようにキッチンの上に木調のカウンターを乗せているというものが目立ちました。
↑同じくBinovaから。こちらは巨大なキッチンが多かったそうです。
こちらはsnaidero
Binovaの巨大に対し、snaideroではコンパクトなキッチンの展示が多かったそうです。こちらのほうが日本の住宅むきと言えそうですね。
最後にrational。ドイツのブランドです。この画像からもなんとなくドイツという感じがしませんか?
キッチンカウンターの上に木調カウンターを重ねて設置&木調の色とバランスがおさらいのように上手く収まってます(笑) 他の写真のようなカウンターの置き方だと結構なスペースが必要ですが、これだと日本のような省スペース・小家族のお住まいでも取り入れやすそうですね^^
こちらの展示では錆や汚したような加工、ラフな仕上げなどが目立ったそうです。全体的に異素材の組み合わせや、加工により素材感を際立たせたり…といった取り組みが多いように感じました。
他にもアウトドア用や、アパートメント用のコンパクトキッチンが目立ったというArclinea。他にもSCHIFFINIなど世界には様々なキッチンがあります。ブランド名の青の太字はリンクになっています。各サイトをのぞいて、日本のキッチンとの違いを見比べてみると面白いと思います。
P.S.海外キッチンを入れたい方は…
個人輸入は別として、日本に代理店があるメーカーとないメーカーがあります。興味を持たれた方は是非お気軽にご相談ください。海外のキッチンのイメージ写真を見て、「こういう風にしたい!」というものがあれば、日本のキッチンを使ってそれに近づけるというご提案も可能だと思います。
キッチンは「主婦の城」なんて言われてきましたが、上でご紹介したようなキッチンで颯爽と料理をする男性って素敵ですよね!?お洒落なキッチン…ご主人に家事を手伝ってもらいたい奥様にもオススメです!(笑)