エステルームに求められるもの
今回は1DKのお部屋をリフォームしてエステルームとして使用されるとのご依頼でした。2~3年前にリフォーム済みで、お客様のご希望は極力現状のままで…ということだったのですが、+αのご提案としてリノベーションパターンのご提案をさせていただきました。
before
エステのコンセプト、施術を受けるお客様目線で考え抜いたインテリアの提案とは…?
開放感と区切り感のバランス!
限られたスペースを有効に使うために間仕切り壁や床の見切り、天井垂れ壁はすべて撤去。現状は間仕切りを境に高さが違う天井・床とも高さをそろえ、まずは広々と感じられるように。
しかしワンルームということもあり、そのままではベッドが玄関からすぐ見える位置となり、施術を受けられるお客様も落ち着かなさそう。
そこで今回のポイント「カーテン生地を使った可動式の目隠しパネルスクリーン」のご提案をさせていただきました。インテリアコーディネーター中心の当社ならではのリフォームプランと言えます。
after
「価格以上の価値があるエステ」としてのリニューアルリノベーション
今回ご依頼いただいたエステは若者むけのエステということで、カジュアルな中にも上質で楽しく、明るい気持ちになれる空間を目指しました。
非日常感はありながらも、友人の家に遊びに来ているような親しみやすさや落ち着きを感じていただけるような…
都会の中心にある利便性と、その中で気軽に立ち寄れ、何度でもくつろぎに来たくなるような空間。既存のお客様にはよりご満足いただき、新規のお客様がもう一度来たいと思えるやすらぎの空間。エステのコンセプトにあわせたリノベーションのご提案です。
↑玄関入ったところのイメージパース
目線を誘導するために、少し目立つシャンデリア調のペンダントライトをご提案。
床は見切りをはずし、高さをそろえて段差をなくす。
また、長時間の立ち仕事や化粧品などを取り扱うことを考慮し、柔らかくお手入れのしやすい床材を選択。色味についてはコンセプトにあわせ、床をホワイト調、壁を淡い黄色、玄関部分は明るい茶色のテラコッタタイル調としました。
今回のポイントである「カーテン生地を使ったパネルスクリーン」は厚みがないためスペースを有効活用できます。ドレープ側を黄緑系の無地、透けるレースのほうに柄を入れています。2枚を重ねてもきれいですし、分けて移動させることで目隠しとなり、開放感と区切り感を調整するのに便利。
大切なのは空間としての居心地の良さ
最近福岡でも、マンションの一室をリフォーム・リノベーションして、エステや整骨院などを開業する方が増えているように感じます。限られた空間を極力広く見せながら、来られるお客様に落ち着いて施術を受けていただくというのは意外と難しいもの。今回のご提案では、そのための工夫を形にしてみました。
単にモノを新しくして終わりではなく、照明やカーテン、家具のサイズや配置、色味など…トータルで出来上がった空間がお客様にとって居心地の良いものになることを大切にしています。女性インテリアコーディネーター中心のBEORCならではのご提案です。
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