interior design office BEORCブログ|居心地のよいインテリアデザイン・リフォーム|NCDのカラー&イメージ講座|福岡

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格安家具って実際どうなの?

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ソファの見えない部分を検証したりと面白い内容でした

格安家具もピンからキリまで

激安!格安!ワケあり今だけ〇%オフ!世の中には安さを謳った商品であふれかえっています。20%、30%オフは当たり前。チラシやネットでは70%オフなんて表示もよく見かけます。定価の根拠っていったい…^^; もちろん安く買えるのは嬉しいことですが、一方でどこまで信用していいのか不安にも感じますよね?


格安家具を販売しているお店は、大別すると

①無印良品やフランフランなどのインテリア雑貨系ショップ(やや高い)

②IKEAやニトリなどの格安家具量販店

③さらなる格安を謳うネットショップ

の3つに分けられます。



そもそも格安の理由は?

「格安」ということは、質に対して価格が安いということです。
例えば10万円出しても格安と思える商品がある一方で、500円でも割高という商品もあります。単に金額の安さに踊らされないように注意しなければいけません。

基本的には上記の3者とも、「人件費が安い国で大量生産し、大量に販売することでコストを下げる」というのが安さのベースとなっています。そのうえで例えば組立ては客が行う、高級店のように販売員が接客しないショールーム自体を持たないなどで販売価格を抑えています。

と、そこまでは真っ当な企業努力で何の問題もないのですが…
例えばソファの木枠など、目に見えないところにかなり質の悪いものを使ってコストを抑えるお店も実際にあるようです。
(届いたソファを分解した実例がMONOQLO (モノクロ) 2012年 05月号 [雑誌]に載っています)

この事例はかなりひどいです。広告に謳われているものとは対極にある酷い品が届いてました(||゚Д゚)ヒィィィ!



ジェネリック家具

「格安」と謳うからには「格」が存在しないといけないわけで。

特にネットショップで急増しているのがジェネリック家具と呼ばれるリプロダクト(意匠権切れのデザイナーズ家具)です。「見た目は有名家具と同じだけど、デザイン料がいらないので安くできましたよ」という家具です。

一応格安の理由としては妥当なんですが、その品質もやはりピンキリのようです。信頼できるリプロダクトブランドのものだと「格安」と表現しても良いものもあるようですが、やはり格安と激安は違いますね。格安商品はオリジナルよりは当然安いものの、それなりの金額はするようです。



IKEAで本当に良いものを選ぶのは意外と難しい?

先日福岡IKEAのオープンにあわせて行ってきました。

実は以前、ある住宅メーカーの展示場用に通販でIKEAのテーブルを利用したのですが… 組み立ててみると結構なガタツキが!(x_x;) 他の家具を入れたメーカーの方に一緒に組立ててもらったので、組み立て方が悪かったというわけではありません。

実際ショールームでいろいろと見たところ、IKEAの家具についても「ピンキリだな〜」という印象を持ちました。本当にびっくりするくらい安いテーブルがあったと思えば、いいなと思ったものはやはりそれなりのお値段したり。(帰宅して調べてみると、その安いテーブルは熱いマグカップを置くと輪染みができるそうです^^;)

見るべきポイントとしては、扉の開け閉めをしてみてどうか?手がかかりにくかったり、開け閉めしにくくないか。扉や脚ががたつかないか。扉などの厚み・質感はどうか。


また、高級家具になると、レールや蝶番などがしっかりしています。実際に重いものや荷物を入れたときに大丈夫そうかというのも重要なポイントだと感じます。先ほどの雑誌ではIKEAの家具について辛口でランク付けとコメントが載っていて非常に参考になりました。

もちろんデザイン・用途・価格と三拍子そろったお買い得アイテムも多数あるのですが、曰く「IKEAで本当に良いものを選ぶのは意外と難しい」そうです^^; そもそもサイズが日本人にあわない商品もあるようですね。

あと、前の記事でも書きましたが、配送や組立ての労力・コストを含めて判断する必要がありそうです。



1週間前実際に格安家具を組み立てたところ…

ちょうどタイムリーなことに先日新規住宅展示場のセッティングがあり、予算的に厳しかったので格安家具をいくつか使用しました。当然組立ては自分たちで(笑)

これはジェネリック家具というわけではないのですが、やはり安い家具になるとこういった見えないところのつくりは雑ですね〜。組立てと設置も思った以上に重労働です。あと思いのほかニオイが気になりました!夕方には喉がイガイガ…(涙) ホルムアルデヒドなど化学物質対策をしているのかは謎のままです。

更に組み立てて並べてみると衝撃の事実がっ!なんと4脚とも右前の脚だけ浮いてるではないですか!?( ̄▽ ̄;)!!ガーン

その精度をなぜ正しく使えない…?(笑)



安物買いの銭失いとならないために

基本的には安いものには安いなりの理由があります。その中でたまに「この値段でこの内容だったら買いだ!」という格安のお値打ち品があるという感じでしょうか。そこを見抜くのが難しいんですけどね(笑)

新品でガタついたり扉の開け閉めがしにくいというのは論外ですが、いくら安くても使っていてすぐに壊れたら困りますよね?そのような失敗を避けるために、上記のような雑誌や口コミサイトなどを利用するのも一つの手段だと思います。

まぁ自分が欲しいものすべてが載っているわけではないでしょうし、口コミの偽造なんかも問題になりましたし…。最終的には自分で見極める目を持つというのがベストでしょう。


そう考えると、安さに踊らされて買うのではなく、まずは「自分の欲しいもの、使用目的と何を期待するのかを明確にする」ことが大切な気がします。デザイン、使い勝手、耐久性などなど…。そこと金額のバランスがどうなのかということの見極めが大切ですね。格安(と思う)商品を買う場合は、「最悪このくらいで壊れても、この金額だったら仕方ない」というような妥協点が必要なのかもしれません。

ただ、本来は「こんなにいいものをこんなに安く買えた!」という満足感が「格安」商品を購入する一番のメリットでしょう。それがなんらかの不便を我慢をしながら、「でも安かったし」と言い訳をする状況になっては元も子もないですよね?^^;



もし福岡で格安リフォーム工事をしたいなら…

格安で家具を買うのは難しいという話をしといてなんですが(笑)、家具などのモノはまだ形として目に見えます。目に見えないサービスを格安で受けることのほうがより難易度は高いはずです。

美術品の鑑定で有名な中島誠之助さんは、「本物だけを見てきたことで、ニセモノを見抜くことができる」というようなことを著書でおっしゃっていました。
「BEORCのサービスは本物です!」と自分たちで言っても信憑性は低いと思います。ですが、当社のお客様にはいわゆるお金持ちの方が多くいらっしゃいます。そのような本物志向の方たちに選んでいただき、ご満足いただけているので、提案力には自信をもっております。そして価格面でもきっとご満足いただけると思います。

もし「格安」でリフォームやインテリアの提案を受けたいなら、是非なんでもお気軽にご相談ください。


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